遠い夢 未来へのささやき まちの鼓動 ふるさとの原風景
更新日:2022年6月28日
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旧東宇喜田村中割には、東組・中組・西組があり、それぞれに「老母(老婆)一同」と称する団体がありました。それぞれの団体では、毎月日をきめてオガミをしており、東組が中組に吸収されて、現在も2団体が存続し、活動を続けています。この東組・中組の団体が大六天堂の参籠堂を拠点にして、大六天老母(ロウバと読む)一同と称しています。
集会の場所となる大六天堂の参籠堂は、昭和4年(1929年)に建設されました。現在の建物は昭和54年(1979)12月再建。別棟の祠「大六天堂」には石造「大六天」文字塔が祀られ、参籠堂には賽銭箱と祭壇があり、常設のものとして三幅の掛け軸が祀られています。
毎月1日、15日、21日に、真言宗系統の念仏講の勤行と和讃の朗唱をおこなうオガミがあり、21日の勤行には、特に大師オガミと称するもの加わります。大晦日には参籠堂に終夜籠もる「ヨトギ」もおこなわれます。
さらに、この講では「二十三夜さま和讃」を1日と15日に朗唱しますが、これはこの地にかつて二十三夜待ちとよばれる月待ち信仰のあったことを示しています。
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