更新日:2022年6月28日
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旧宇喜田村字十軒の地蔵尊を本尊とする地蔵講で、少なくとも寛延2年(1749)には存在しており、途中に中断はあるものの、宗旨にこだわらない、旧村時代の講中のおおらかな形を伝えています。
毎月23日が月なみで、午前10時に十軒会館に集まり、歓談するうちに近所の人たちもお参りにきて、11時頃から念仏をあげ、昼食後も歓談して3時頃解散します。
かつて本尊の地蔵尊は外にあり、毎月の23日にそのお堂に集まっていたそうです。大正6年(1917)の高潮でお堂は壊れ、昭和38年(1963)に現在の会館を建てた時、地蔵と大師を中に安置し、講もここで行うようになりました。昭和5・6年(1930、1931)頃までは盛んで、8月と11月の縁日には出店なども出ました。また昭和36年(1961)頃まで、大数珠を持って各家を回っていたということです。
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