遠い夢 未来へのささやき まちの鼓動 ふるさとの原風景
更新日:2026年3月10日
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昭和63年から平成元年にかけて、下水道施設工事に伴い実施された第6次調査で出土した弥生時代後期から近世までの遺物と、第1次~第5次調査で出土した遺構外遺物の報告書『上小岩遺跡2』(上小岩遺跡調査団編集、上小岩遺跡調査会発行、1990年)に掲載された考古遺物546点です。出土遺物は後代の土地利用等により破壊され、細片が大半を占めますが、なかには比較的原型に近いものも出土しています。
鎌倉時代から室町時代にかけての出土遺物として、瀬戸美濃系天目茶碗があります。当時流行していた茶の湯の文化の広がりと、それをどのように受容し、生活していたかを窺える重要な資料です。
また、第6次の遺構外から、ほぼ完形の須恵器杯蓋が発見されました。やや丸みを帯びた宝珠つまみと口縁部に近い内面にかえりを持ち、内面には緑色の自然釉が見られます。この宝珠つまみとかえりの状態から、古墳時代後期、特に7世紀前半に位置づけられるものと思われます。
これらの出土遺物は、どのような人々がどのような文化を受容し生活していたのかを窺い知る重要な手がかりであり、区、および東京低地東部の歴史上、学術上重要な資料です。

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