更新日:2022年6月28日
ここから本文です。
妙泉寺のある谷河内村の領主であった旗本松浦河内守信正の画像です。筆者の加藤泰都(1706~1782)は、号を文麗といい、伊予国大洲藩主加藤泰恒の六男で、旗本加藤氏を継ぎ、西丸小姓組番頭をつとめ、寛延3年(1750)に従五位下伊予守となっています。画技を狩野周信に学び、少年期の谷文晁に絵の手ほどきをしたことで知られています。軸装。本紙、縦121.9センチメートル、横30.0センチメートル。
桐材木箱の蓋のみ現存します。蓋表に「藤娘 一幅」蓋裏に「明和二乙酉年正月 松浦可謙斎納」の墨書があります。松浦可謙斎は河内守信正本人です。
石造角柱型の供養塔です。宝暦9年(1759)11月の建立で、旗本松浦河内守信正が法華経の写経をここに奉納したことを記念した石塔です。総高120センチメートル。
お問い合わせ