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更新日:2024年5月30日

今もある宝丹薬局

作品:今もある宝丹薬局

落語「なめる」より

CM落語ながら、やや品のない「なめる」。宣伝するのは宝丹という、なめる薬。この薬は今でも上野のその名も宝丹薬局で胃薬として売っている。

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あらすじ

芝居好きの八五郎が芝居小屋で女中連れのお嬢さんと知り合います。芝居小屋では「私たちに代わって音羽屋をほめて」と頼まれ、八五郎はその気になって「音羽屋っ」などと大声を掛けます。八五郎が二十二歳と聞くと年増の女中が「業平橋の寮まで送ってくれないか」というので、八五郎は喜んで送っていきます。

業平橋の寮では酒肴のもてなしを受けたうえで、八五郎は「お嬢さんの乳房の腫物をなめてくれ」と女中に頼まれます。下心のある八五郎は悪臭を我慢してこの腫物をなめます。そしてそのまま泊まっていこうといい気になっていると、酒乱の伯父さんがきたからと聞かされ、慌てて裏口から逃げ出します。そして翌日、すっかりもてたと思った八五郎は友だちを連れ、のろけ半分で業平橋へやってきます。ところがそこは空き家になっています。近所のたばこ屋で聞くと、お嬢さんの腫物は二十二歳の男になめさせれば治るが、なめた男は毒がまわり七日ともたない、と知らされます。これを聞いて八五郎は目をまわしてしまいます。ついてきた友だちが「しっかりしろ。ほら気つけの寶丹だ、なめろ」、八五郎「いやぁ、・・・。」

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