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更新日:2024年1月31日

品川浦

作品:品川浦

落語「品川心中」より

品川心中の舞台とされる島崎楼のあとはこの近く。20年前はまだ品川の海の雰囲気を色濃く残していた。

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あらすじ

品川宿一の名妓楼白木屋で、筆頭女郎を張ってきたお染さん、このところユウウツな日々が続いています。それというのも「紋日」が間近になり、見世のもんに移り替え(季節の更衣)のご祝儀をしなければならないのに、かんじんの金の手当てが覚束(おぼつか)ないからです。若い時のようなわけにはいかず、思うように金の工面ができません。あまりの情けなさにいっそ死んじまおうかとも考えますが、このまま死んだところで、移り替えに困ったからと思われるのが落ち、そうだ心中ということにすれば艶っぽいし、だれも金に困ったからとは思うまい、と心中の相手探しに入ります。そして、白羽の矢は貸本屋の金蔵に。先に金蔵が海に、続くはずのおそめは金の工面がついたとの知らせをうけ、死ぬのをあっさり止めます。一方金蔵は海が浅瀬で助かり、親分のところへ行くと賭博の最中で・・・。

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