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更新日:2024年1月31日

麻布絶口釜無村木蓮寺?

作品:麻布絶口釜無村木蓮寺?

落語「黄金餅」より

不気味な噺ながら、下谷山崎町から麻布絶口釜無村木蓮寺までの道中立てで笑わせる。終点はいま絶江坂の前にある曹渓寺か。

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あらすじ

どん底の貧乏長屋に住む願人坊主の西念は、けちがこびりついていて病気になっても薬代が惜しいからと、医者にもかからずひたすらカネをためこんでいます。ためた金貨を、病気見舞いとしてもらったマンジュウに包み、まるごと飲み込んで絶命してしまいます。そのありさまを隣からのぞいていた金兵衛が、親切ごかしに「オレが弔いを出してやる」と、長屋の連中と早桶を担いで麻布の貧乏寺へ。そこで生臭坊主にでたらめな葬式をさせた後、焼場では西念の死体を生焼けのまま引きずりだし、赤鰯(あかいわし・錆びた包丁)で腹を切割いて、飲み込んだ金貨を取り出します。金兵衛はその金を元手に目黒で餅屋をはじめ、その名も「黄金餅」という商品を売り出したところ、たいそう繁昌したそうです。

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