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更新日:2024年1月31日

参道の豆腐料理家

作品:参道の豆腐料理家

落語「大山詣り」より

団体旅行のドタバタ、坊主にされた熊公が反撃に出る噺。今も大山阿夫利神社への参道には名物の豆腐料理の店などがある。

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あらすじ

町内の衆がそろって大山詣りをしようということになって、旅先でいつも酔って喧嘩(けんか)をしてトラブルを起こす熊公を連れて行くかどうかでもめます。もし喧嘩をしたら髪を剃って坊主頭にするというきめしきをつくって、これに従うなら連れて行くとなり熊公も絶対に喧嘩は致しませんと先達さんに誓って出発となります。お山はなにごともなくすんで、これから江戸へ帰るという神奈川の宿でおとなしくしている筈の熊公が、酔っ払って大暴れとなります。そして大いびきで眠ってしまいます。そこで皆はきめしきどおり熊公を坊主にしてしまい、翌朝熊公ひとりを残して宿をたってしまいます。それに気づいた熊公が、通し駕籠という特急便で一行より先に江戸に着くと、すぐに長屋をまわって一行のかみさん連中を集めます。ここで熊公が「金沢八景で船遊びをしたところ、強風で転覆、みなおぼれ死んでしまった。俺ひとり残って申し訳ないので、このとおり頭を丸め、かかぁにもひまを出して高野山にのぼる」と言うのです。この話を聞いたかみさん連中の驚きといったらありません。現に坊主になっている熊公を見たので、あたしたちも頭を丸めて尼さんになろうと全員坊主になってしまいます。そして念佛をとなえているところへ一行が帰ってきて・・・。

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