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更新日:2024年1月31日

後楽園東南の外の風景

作品:後楽園東南の外の風景

落語「孝行糖」より

今の小石川後楽園の入口とは別の正門(東門・普段閉鎖中)の前の風景。水戸様の門前と見立てた。

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あらすじ

与太郎が親孝行を認められてお上から青緡(あおざし)五貫目の褒美をもらうことになります。この青緡というのは、穴あき銭を百枚単位で仕切る青く染めた細縄で、五貫目というと百文ずつの仕切りで五十個で、五千文ということになります。四千文が一両ですから、それなりの大金です。こうなると長屋の連中がほおっておかず、与太郎が楽に暮らしていけるように、これを元手に何か小商いをさせようということになります。そこで考え出されたのが「孝行糖」という飴を売らせることでした。これには芝居の役者にあやかって「璃寛(りかん)糖」「芝翫(しかん)糖」という飴を売り出して大いにあてた人があったということがヒントになっています。ちなみに璃寛は大阪の人気役者・嵐璃寛、芝翫は江戸の人気役者・中村芝翫だそうです。派手な衣装で鉦と太鼓の口上つきで孝行糖、孝行糖と売り歩いたので、とてもよく売れたのですが、鳴り物禁止の水戸様屋敷の門前で与太郎がこの口上をやり、六尺棒で打たれてしまいます。通りがかりの知り合いが事情を話し謝ってくれたので許してもらいましたが、「どことどこを打たれた」と与太郎に聞くと頭と尻を指さして・・・。

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