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更新日:2024年5月30日

入谷の鬼子母神

作品:入谷の鬼子母神

落語「崇徳院」より

一目ぼれ相手のお嬢さんを出入りの者が湯屋、床屋と探しまわったというが、この鬼子母神の前あたりも通ったかも。

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あらすじ

若旦那が上野の清水さまにお参りに行き、茶店で出会ったお嬢さんにひと目ぼれ。どこの誰とも分からず、手掛かりはそのお嬢さんが別れ際にしたためた「瀬をはやみ岩にせかるる滝川の」だけです。この下の句が「われてもすゑに逢はんとぞ思ふ」だから、今は別れても末には一緒になりたい、夫婦になりたいというのが、そのこころだということになって、出入りの者が手分けしてこのお嬢さんを探し始めます。湯屋十八軒、床屋三十六軒を探しまわった熊さんがついに三十七軒目で、恋煩いのお嬢さんのために若旦那をさがしている男にばったり出会います。互いに自分の店に連れ帰ろうと揉み合って床屋の鏡を割ってしまいますが、床屋の親方は・・・。

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