更新日:2025年1月23日
ページID:8869
ここから本文です。
うそをついてしまう子ども
小学3年生のAくんは、自分が飲み物をこぼしたのに「妹がやっているのを見たよ」とうそをついて、余計に叱られてしまいます。お母さんは、うそをつかないように一生懸命注意しますが、うそが減る様子はありません。
そこで、お母さんはAくんの心に何が起こっているのだろうと考えました。お母さんは、このところAくんを「お兄さんなんだからしっかりしなさい」と厳しくしつけていたことに気付きました。そして、叱られたくないとうそをついたAくんのつらい気持ちに目を向け、うそを頭ごなしに叱らずに丁寧に話を聞くようにしました。しばらくすると、Aくんは素直に「ごめんなさい」と言えることが増えてきました。
子どものうそにはいろいろな背景があります。うそをつかれたことで親も混乱し、親子のやり取りも悪循環におちいってしまいがちです。また、子どももうそをつかなければいけなかったことで、傷つくことがあります。
教育相談室では、うそをつくことなど、お子さんの困った行動についてのご相談も受けています。お子さんの状態をどう理解し、関わっていったらよいのか、お困りの場合は教育相談室をご利用ください。
「広報えどがわ」平成24年10月1日号に掲載されました。
このページに関するお問い合わせ
トップページ > 子育て・教育 > 教育 > 江戸川区教育委員会 > 学校・教育施設一覧 > 教育相談室・サポート教室 > 教育相談センター(旧教育研究所) > うそをついてしまう子ども