更新日:2025年1月23日
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子どもが学校に行かなくなったとき
子どもが学校に行かなくなったとき、親はその変化に戸惑い、何かあったのかと子どもに尋ねたり、登校するようにと説得をすることが多いようです。
しかし、そのようにしても状況が好転しないことが少なくありません。なぜなら、子ども自身が、自分の身に何が起こったのかをはっきりとつかめていないことが多く、どうすれば良いのかが分からない状態だからです。子どもにとって、分からないことを聞かれることは負担です。状況を良くしようとするかかわりが逆効果になることもあるのです。
では、いったいどうすれば良いのでしょうか。その答えは簡単ではありませんが、まずは子どもを安心させることです。学校に行けなくなった子どもは、少なからず傷ついていたり、悩みを抱えていたりしてます。しかも、そのことをうまく言葉で表現できないことが多いのです。無理に理由などを話させたりするのではなく、子どもが話せる範囲のことを聞くのがよいでしょう。自分の話せる範囲のことであれば、子どもは安心して話ができるのです。そしてそれは、自分の気持ちや言い分を聞いてもらえたと感じて、体勢を立て直すことにつながるのです。そのうえで、今、どうしたいのかを聞いてみてください。その返事が状況を改善する第一歩となります。
「広報えどがわ」平成16年10月1日号に掲載されました。
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