更新日:2022年1月27日
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「ちゃんとしなさい」と注意すると・・・
「ちゃんとしなさい」と子どもに注意する声が、様々な場面で聞かれます。そう言われるからには、子どもは何か注意されるようなことをしているのでしょう。しかし、注意されてもすぐに直せない場合もあります。自分の気持ちを抑えきれないときもあれば、注意されても面白くない気持ちになって、素直に言うことを聞けないときもあるでしょう。
また、「ちゃんとしなさい」と言われていることが、何をどうすることなのか、子ども自身がよく分かっていない場合もあります。大人が言う、「ちゃんと」というのは、たとえば「足をそろえていすに背中をつけること」なのか、「話が終わるまでおしゃべりをせずに相手の顔を見ること」なのか。それが分からず、自分なりに振る舞っていたら注意されてしまったということも多いようです。
ときには、子どもが「ちゃんと」の中身を分かっているかどうか確かめてみてください。もし、分かっていなければ、どうするのがよいのか具体的に教えましょう。
また、「今はどうするのがよいのだっけ?」などと聞いてみるのもよいでしょう。子どもなりに「ちゃんと」の中身を考えて、適切な行動を取れるきっかけになると思います。
「広報えどがわ」平成20年6月1日号に掲載されました。