緊急情報

現在情報はありません。

更新日:2022年1月27日

ページID:8868

ここから本文です。

友達と関わりたいけどうまくいかないAさん

中学校1年生のAさんは幼い頃からひとりで過ごすことが好きな子どもでした。お母さんは友達を作って欲しいと思い、中学校入学を機に積極的に話しかけてみるよう勧めました。入学当初は張り切っていたAさんですが、連休明けから腹痛を訴え欠席するようになったので、心配したお母さんが病院に連れていくと、身体には異常はないようでした。医師からAさんの幼少期からの様子を尋ねられたので、大勢の中で遊べなかったことや、初めての場所だと動けなくなってしまったこと等を伝えると、「Aさんは場の状況を把握することが苦手で、その場に応じた行動をするのが難しいのかもしれない」また、「これらの特性によって、学校で何か困ったことがあり、腹痛という形で訴えているのではないか」と伝えられました。医師の話を聞いたお母さんは、幼なじみにAさんの学校での様子を尋ねてみました。すると、Aさんは真剣な話し合いで唐突に自分の趣味の話をし始める等、その場にそぐわない発言をし、級友との関係がぎくしゃくしていたことが分かりました。

その後、お母さんは教育相談室を訪れ、Aさんがどのような場面で何に困っているのか、それをどのようにサポートしてあげたら良いかについて、相談員と一緒に考えていくことにしました。

対人関係の苦手さや不登校の理由はお子さんにより様々で、それによって対応も変わってきます。お子さんのことで気になることがありましたらお気軽に教育相談室にご相談ください。
「広報えどがわ」平成24年6月1日号に掲載しました。

このページに関するお問い合わせ

このページは教育委員会事務局教育研究所が担当しています。

  • LINE
  • Instagram
  • X
  • Facebook
  • YouTube
  • えどがわ区民ニュース