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更新日:2022年1月27日

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子どもの一歩のために

学校に行ったり行かなかったりを繰り返している子どもに、毎朝「今日は行くの?行かないの?」「行ってみたら?」と声をかけていると、やがて子どもは貝のように黙ってしまい、声をかける親の方も疲れてしまいます。
親が心配して、子どもが学校に行けるように後押しすることは自然なことです。しかし、子どもには子どもなりの不安や心配があります。お互いの「心配」を分かり合えないまま向き合っていては、親子関係が悪くなってしまいます。学校に行けない子どもは、自分でも何がどのように心配なのか、分からなくなっていることが多いようです。そのようなときに「親の心配」から働きかけても、さらに混乱するばかりでよい方向にはいきません。このようなときは、子どもの気持ちに添った声かけをしてみてください。子どもの表情や行動を見ながら、登校を迷っているときには「心配事があるのかな?」、行けなかった日でも「今日はとても辛かったみたいだね」というような声かけです。
子どもにとって、「自分の気持ちを分かってもらえている」と思えることは、何よりも心の支えとなります。そして、そこから得られる安心感によって、子どもは一歩を踏み出すことが多いのです。はっきりとしない子どもの様子に、もどかしさを感じることはあるかもしれませんが、時には親の心配を脇において、子どもの気持ちを中心にして接することも必要です。

「広報えどがわ」平成17年10月1日号に掲載されました。

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