更新日:2024年4月24日
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家庭の備蓄は十分ですか?
ライフラインの停止に備えて
首都直下地震などの大規模災害が発生した場合、ライフラインが被害を受け、電気・ガス・水道・下水道などが当面の間使えない恐れがあります。また、物流が回復するまでにもある程度の日数がかかります。食料や生活必需品が手に入らない厳しい環境ではありますが、家庭で食料や生活用品の備蓄をしておけば、避難所に行かずに自宅での生活を継続することは可能です。
備蓄のポイント
- まずは3日分、可能なら1週間以上生活できるだけの物資を準備する。
- 自分と家族の状況に合わせたものを準備する。
- 避難所に避難することになった場合も可能な限り持参する。
備蓄する物品の例
飲料水
- 1日当たり1人分3リットルが目安
- 給水所で水をもらうための給水袋、ポリタンク
食料関係
- 普段から食べているものをローリングストック法で少し多めに備蓄する
- すぐに食べることができるレトルト食品、インスタント食品、缶詰も役立つ
- カセットコンロとボンベ
その他の生活用品など
- 携帯トイレ、トイレットペーパー
- 洗面用具
- 普段から服用している薬
- 女性のためのものとして、生理用品、化粧品
- 乳幼児・高齢者・体の不自由な方のためのものとして、柔らかい食品、粉ミルク、おむつ
- 自家用車の燃料を普段から半分より多い状態に保つ
- 感染症対策として、マスク、アルコールタイプのウエットティッシュなど
ローリングストック法がおすすめです
最近では味もよく種類もバラエティに富んだ非常食が市販されています。しかし、長期の在宅避難に備えた食料全てを非常食で賄おうとすると、費用がかかる上に消費期限の管理も大変です。普段から食べているものを多めにストックしておいて減った分だけ補充する「ローリングストック法」で備蓄をしましょう。食料だけでなく日用品もローリングストック法で備蓄できます。
ローリングストック法
- 少し多めに購入する
- 食べる・消費する
- 減った分を買う
- 食べる・消費する
これを繰り返し行うという方法です。
栄養のあるものを備蓄しましょう
自宅での生活を続ける中でおにぎりやパン、カップ麺だけでは栄養が不足してしまいます。炭水化物だけでなく、たんぱく質やビタミン、ミネラルなどバランスの良い食事がとれるよう備蓄する食料の栄養を意識しましょう。
- 野菜ジュース果実ジュース
- 魚肉缶詰
- プロテイン
- サプリメントなどの栄養機能食品
携帯トイレは必須です
排水管が破損してしまうと、自宅の水洗トイレは流すことができなくなってしまいます。こうした事態に備えて携帯トイレを備えておけば、流せなくなったとしても自宅のトイレを使用して排泄が可能です。一般的に、凝固剤と袋がセットで販売されています。使用後のことも考え、防臭機能の高い製品がおすすめです。
必要量を計算して備蓄する
4人家族を例に10日分を準備した場合を想定してみます。1日1人5回トイレを使用すると仮定した場合、1日5回×4人×10日分=200回分という計算になります。実際の使用数を計算してみると、思ったより必要な量が多いと思われた方もいることでしょう。
便器に被せて使用可能
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