更新日:2023年1月10日
ページID:40641
ここから本文です。
11月12日にEDORIKUパラ陸上教室を開催しました。
EDORIKUパラ陸上教室
令和4年11月12日、今年4回目のEDORIKUパラ陸上教室を開催しました。
この日は関東パラ陸上競技協会の理事長である花岡伸和氏を講師に迎え、6名の参加者と4名の理学療法士、4名のえどがわパラスポアンバサダーが教室に参加しました。
花岡講師より、「本日はこれまでの教室より少しハードなメニューをこなしてもらいます」と開会式にてお話がありました。ハードなトレーニングを一人でこなす事は難しいですが、参加者同士で高め合える教室という環境であれば、一人でトレーニングを行うよりも大きな力が出せることを知ってもらう為です。参加者は少し緊張している様子でしたが、花岡講師の優しい口調によっていつもの笑顔が戻りました。
フィジカルトレーニング
この日は体力測定ではなく、室内でのフィジカルトレーニングを行いました。
車いすからヨガマットに移り、まずは腹式呼吸の練習を行いました。腹式呼吸を身につけることで肺活量が鍛えられ、レースにおいて安定して走り続けることが出来ます。この練習は自宅の布団でも出来るので、普段から気軽に行えます。
腹式呼吸の次は、骨盤を動かし正しい姿勢を知る練習を行いました。正しい姿勢では呼吸がしやすくなり、レース中にも腹式呼吸が行えるようになります。
フィジカルトレーニングの最後は、椅子を両脇に置き、腕の力だけで体を持ち上げるプッシュアップを行いました。レーサーを早く走らせるためには強靭な腕の筋力を要するため、とても大切なトレーニングです。花岡講師は軽々とご自身の体を持ち上げており、参加者からは感嘆の声が上がりました。このトレーニングも普段自宅で行うことが出来ます。
10分間走
フィジカルトレーニングが終わった後は、レーサーに乗り移りトラック走行に移りました。最初のメニューは、10分間全力で走り続け、走行距離を計測する10分間走を行いました。この練習はEDORIKUパラ陸上教室では初めての練習メニューでした。花岡講師のスタート合図で一斉に走り出し、経験豊富な参加者たちは互いに競い合いながらどんどん距離を伸ばしていきました。レーサーの経験がまだ浅い教室生には、理学療法士が一緒に走りながらレーサー操作のサポートをしてくれました。とてもハードな練習ですが、アンバサダーや保護者からの全力の応援もあり、全員が10分間走り切りました。走り終えた参加者たちは、達成感のある笑顔を見せていました。
インターバル走
10分間走の次は、300メートル、200メートル、100メートル、50メートルを1分間毎の休憩をはさんで走行するインターバル走を行いました。参加者たちは先ほど10分間走をしたとは思えないほど力強い走りを見せてくれました。ハードなメニューですが、参加者同士が楽しそうに競い合う姿が見られました。
座学
教室の最後は座学です。今回も保護者同席で実施し、アンバサダーや理学療法士も一緒に学びました。
今回は“車いすを早く走らせる方法”をテーマに、花岡講師が人体模型を使用しながら講義をしてくれました。フィジカルトレーニングで動かした筋肉や骨盤の説明があり、より具体的に正しい姿勢をイメージすることが出来ました。
また、車いすのフレームの握り方や肩甲骨の使い方のレクチャーもあり、より強く車いすを漕ぐスキルを学びました。参加者の車いすの背もたれを花岡講師が掴み、花岡講師を引っ張りながら車いすを漕ぐ練習もしました。普段の漕ぎ方ではなかなか前に進むことが出来ませんが、レクチャーを受けた漕ぎ方に変えることで、力強く前に進むことが出来ました。
このページに関するお問い合わせ
トップページ > スポーツ・文化 > 江戸川区スポーツ情報サイト えどすぽ > パラスポーツ > 江戸川区のパラスポーツ取り組み > 江戸川区が実施するパラスポーツ事業 > 11月12日にEDORIKUパラ陸上教室を開催しました。