更新日:2024年7月30日
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2024年7月30日 大規模水害を想定した職員防災訓練8月2日初開催
浸水被害を想定し、水路を活用した物資輸送訓練を実施
本格的な台風シーズンを前に江戸川区では8月2日(金曜日)、区職員の災害対応力向上を図ろうと、大規模水害を想定した職員防災訓練を初めて開催します。台風による浸水を想定した災害対策本部の設置や初動対応の確認のほか、船舶や手漕ぎボートによる救援物資の輸送訓練などを行います。
三方を川と海に囲まれ、陸域の7割が満潮時の水面よりも低いゼロメートル地帯の江戸川区。2019年10月の台風19号では、区で初めて避難勧告を発令し、自主避難施設を含む105施設に都内最多となる35,040人が避難しました。こうした中、今年3月には、水害時に各部署が優先する業務及び対応体制を整理した「江戸川区業務継続計画(水害BCP)」を策定。各部署で行う事前防災や災害後の復旧・復興業務などを定めています。
区では、大規模震災を想定し、全庁の職員が参加する防災訓練を毎年実施してきましたが、大規模水害を想定した訓練を初めて実施。水害BCPの策定を踏まえ、策定項目の確認・検証行います。
当日(8月2日)9時、訓練は3日後に東京地方を通過する大型の台風により堤防が決壊することを想定し、全庁職員が参加します。災害対策本部を設置し、広域避難発令までの意思決定の確認や江東5区での共同検討を想定した通信訓練を行います。各部署では、クラウドシステムでの情報伝達訓練を行うほか、各自が携帯する「職員防災カード」などにより、災害発生時の初動対応の確認などを行います。このほか、浸水を想定した物資輸送訓練を開催。民間の船舶を活用し、救援物資保管施設(妙見島)から江戸川沿いに設置される防災船着場に輸送する訓練を行います。また、旧中川では、船舶の侵入できない浸水域での物資輸送を想定し、指定避難所(小・中学校など)に配備する手漕ぎボートの操縦訓練を行います。災害対策本部では情報通信訓練の一環で、救援物資輸送訓練の様子を動画で視聴。今後の対策検討に役立てます。
危機管理部防災危機管理課の藤川則和課長は、「これから台風の多くなる時期に入るので、いつ災害が起きても対応できるよう防災体制を整えていきたい」と話しました。
令和6年度 江戸川区職員防災訓練
- 場所:江戸川区役所(江戸川区中央1丁目4番1号) ほか
- 日時:2024年8月2日(金曜日) 午前9時00分~12時00分
- 訓練内容:災害対策本部の設置、各部の初動対応の確認、救援物資の輸送 ほか
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