更新日:2024年7月12日
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2024年7月12日 江戸川総合人生大学 記念パネル展示開催中
今年10月で開学20周年 卒業生らが地域で活躍
社会貢献を目指す人々の学び場である「江戸川総合人生大学」は、今年10月で開学20周年を迎えます。今月から8月14日(水曜日)まで新入生を募集している同大学では、節目を記念しパネル展示を開催中。大学生活や卒業生の活躍などを紹介しています。
江戸川総合人生大学は、経験や知識を活かして社会貢献を志す人々を支援することを目的に、2004年に江戸川区が設立した学びの場。区内全体をキャンパスとしており、講義は主に複合施設の「篠崎文化プラザ(篠崎町7丁目)」内で行われています。「江戸川まちづくり学科」、「国際コミュニティ学科」、「子育てささえあい学科」、「介護・健康学科」の4つの学科で構成され、2年間の学びを通して自ら取り組むことができる地域活動を考えていきます。これまでに1,100人を超える学生が卒業し、在校生や卒業生が地域貢献を目指して93のボランティア団体を立ち上げました。区内各所では、在校生や卒業生が立ち上げたさまざまなボランティア団体が、社会課題の解決や地域の活性化に向けて活躍を見せています。
「毎日暑いですね、体調に変わりはないですか」。「江戸川みまもり隊」の伊久美明(いくみあきら/76歳)さんは今月12日(金曜日)、地域で暮らす高齢者に優しく声をかけていました。高齢者宅を巡回し、見守りのボランティア活動を続けています。この時期は熱中症予防の呼びかけも欠かせません。伊久美さんは、介護・福祉学科(現在の介護・健康学科)を2011年に卒業。知り合いの高齢者の孤独死を経験したことから、高齢になっても安心して暮らせるまちづくりに貢献したいと、在学中に江戸川みまもり隊を立ち上げました。現在、メンバーは50名にも上り、2人1組で約670軒を月1回訪問しています。伊久美さんは、「これからも見守り活動を継続し、誰もが安心して暮らせる地域を目指します」と話しました。
江戸川まちづくり学科に在学中の風間勝昭(かざまかつあき/80歳)さんは昨年7月、「旧中川たのしい会」を結成。旧中川河川敷のバタフライガーデンの管理や、沿川約4.5キロメートルの遊歩道の清掃活動を行っています。75歳で退職後、50年以上住み続けてきた地域に貢献したいと考えました。賛同したクラスメイト17名と一緒に活動しています。今月5日(金曜日)には、メンバーが手分けして草むしりや剪定などの手入れを行っていました。風間さんは、「地域貢献という同じ志を持つ仲間と一緒に、団体を立ち上げることができてよかったです」と話しています。
同大学は、来月14日(水曜日)まで、今年10月入学の20期生を募集中。開学20周年に合わせ、篠崎文化プラザと区立図書館3館では、大学の魅力を知ってもらおうと、20年間の歩みなどを伝えるパネル展示を開催。在校生の声や、卒業後に地域で活躍するボランティア団体などを紹介しています。また、篠崎文化プラザ内「伝統工芸カフェ・アルティザン」では、各学科をイメージしたスイーツ「人生大学パフェ」を提供しています。
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