更新日:2024年7月29日
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2024年7月29日 インド政府から「ガンジーの胸像」寄贈 除幕式28日開催
”友好と親善の証に 絆深めるシンボルとして”
インド政府は、国内最多のインド人が暮らす江戸川区に、平和と非暴力の普遍的なシンボルとして世界的に知られる「マハトマ・ガンジー」の胸像を寄贈しました。28日(日曜日)午前11時から、胸像が設置された「新田6号公園(西葛西8丁目)」では、地域に住むインド人や日本人が見守る中、除幕式が開催され、S.ジャイシャンカルインド共和国外務大臣やシビ・ジョージ駐日インド共和国大使、斉藤猛江戸川区長らが参列しました。
区内在住の外国人は45,258人で、インド人は中国人(16,669人)に次いで2番目に多い7,213人が暮らしています。その数は全国の市区町村で最多であり、都内のインド人17,537人の約40パーセントにあたります。コンピュータの不具合が生じる「2000年問題」に対応するため、インドからシステムエンジニアが来日。IT関連企業が集まる都心のオフィス街にアクセスの良い西葛西周辺に居住し始めたことがきっかけと言われています。その後、インドの食材店やインターナショナルスクールがつくられ、コミュニティが形成されました。ガンジーの胸像が設置された「新田6号公園」では毎年、インドの伝統的な祭典「ディワリフェスタ西葛西」が開催され、インドの食文化や伝統芸能が披露されるなど、地域住民らによる交流の輪が広がっています。
2023年8月、インド政府より、国内最大のインドコミュニティがある江戸川区に対し、友好と親善の象徴として、マハトマ・ガンジー像の寄贈の申し出がありました。区は、インド人をはじめ、区民にとっても馴染みがある場所を候補地として検討。同公園内の一角にあり、人通りも多い円形花壇内に設置することを決めました。ガンジーの胸像は、台座を含めると高さが1メートル80センチ、幅は60センチで銅製。インド人彫刻家のナレシュ・クマワット氏によって制作されました。
28日(日曜日)11時から、インド大使館と江戸川区の主催によるガンジー胸像の除幕式が行われました。江戸川区斉藤猛区長は、「ガンジー像は友好関係を象徴し、私たちとインドとの絆を深めるものになるでしょう。この公園が地域の皆さまにガンジー公園という愛称で長く愛され続けられることを願っています」とあいさつしました。その後、インド人学校の児童が合唱する中、ジャイシャンカル外務大臣により胸像がお披露目されると、集まった多くのインド人や日本人から祝福の拍手が送られました。
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