高齢者のデジタルデバイドを解消。誰もが安心して過ごせる「なごみの家」でSDGs

みなさんは日々、どのようなSDGsの取り組みをしていますか？区民のみなさんが取り組まれている身近なSDGsを、区がまとめた「SDGsえどがわ10の行動」とともに紹介します。今回はスマホ相談を実施しているなごみの家 松江北を取材させていただきました。

発見や驚きが楽しいスマホ相談

なごみの家は、年齢や障害の有無に関わらず、誰もが相談でき、気軽に集える地域の拠点で、区内に9か所あります。そのうちの一つ、なごみの家 松江北で開催されているスマホ相談では、ボランティアの方が、一人ひとりのお悩みに向き合い、サポートしています。ボランティアの阿部さんは「スマホに不慣れな世代の方は、アイコンが何なのか、どんな機能があるのかという基本的なことがわからない方が多い。ご家族に何度も聞いてしまうと怪訝な態度を取られてしまうこともあり、スマホを使うこと自体にストレスを抱えてしまうケースも。こうした状況を少しでも変えていければいいなと思っています」と話します。相談ごとは、電話の掛け方から写真の撮り方、アプリの使い方など、なんでも大丈夫。常連の参加者さんもいらっしゃるので、ぜひ気軽に参加してみましょう。

家族とのコミュニケーションツールにも

取材当日に訪れていた参加者の方に伺うと「娘から、覚えのない宛先からのメールは開いたら危険」と言われたことをきっかけに、どの機能を触っていいのかわからなくなってしまったそうです。なごみの家以外で実施しているスマホ教室のようなイベントに参加されたそうですが、講師が複数の参加者に向けて指導するため、個人で抱えている悩みごとは解決できず、なごみの家 松江北のスマホ相談に参加。この日はアプリの使い方やアプリでの通話方法などを学び、実際にご家族に電話をしてみたことで、不安を解消できました。相談後、「とても親切に教えてくれるので、高齢者にとっては本当にありがたい。スマホで悩んでいる人はぜひ参加した方がいいですよ」と話してくれました。

運動教室やクリーン活動も！

なごみの家では、9か所すべての施設で「にこにこ運動教室」を実施しています。「にこにこ運動教室」は、軽いストレッチや有酸素運動を基本に、いつまでも若々しくいられるために考えられた運動です。教えてくれるのは、江戸川区独自の運動「リズム運動」の元講師。参加要件は区内在住65歳以上の全ての方、又は参加を希望する方となっています。また、なごみの家 鹿骨やなごみの家 北小岩、なごみの家 一之江などでは、地域の方が集まって掃除を行う「クリーン活動」を実施。街をキレイにする活動は地域住民のコミュニケーションの場にもなっています。各なごみの家の活動予定表をチェックして、気になる活動に参加してみましょう。

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