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更新日:2022年12月22日

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2022年(令和4年)12月22日 区郷土資料室企画展「江戸川区の食をひもとく」開催中

世代を超えて、生活を支える「食」を振り返る機会に

「江戸川区郷土資料室(松島1丁目)」では、主に昭和40年代頃までに使用されていた調理道具や台所用品などの展示する企画展「江戸川区の食をひもとく」を開催しています。「食」にまつわる道具や季節の行事を振り返り、時代を経て築かれてきた食文化を見つめなおす機会としています。期間は来年3月12日(日曜日)まで、入場は無料。

説明する学芸員

同企画展は、来年で和食がユネスコ無形文化遺産に登録されてから10年を迎えることを機に、江戸川区の「食」とその変化を追い、生活を支える大切な食を振り返ることを目的に開催しています。

会場では、「飯とオツケとオコウコと」、「様式の変化」、「特別な日の食事」の3つのテーマに分けて、資料の展示とともにパネルで解説。「飯とオツケとオコウコと」では、主に昭和30年代頃までの伝統的な食事の内容と食にまつわる道具を紹介。日常の食事は、米に麦を混ぜて炊いた麦飯に味噌汁(オツケ)と鉢に山盛りにした漬物(オコウコ・オシンコ)が基本で、煮物や魚がついていたことや、酒を購入する際、胴部に大きく酒店名や地名などが書かれた貧乏徳利と呼ばれる円柱型の陶器の徳利を貸し出して、量り売りしていたことなどを紹介しています。「様式の変化」では、上段に氷を入れて冷気で冷やす氷冷蔵庫や炊いたご飯を移し替えて保存する保温器などの道具を展示。また、国による農村の生活改善の呼びかけなどで、井戸水から水道水へ、囲炉裏やかまどからガスや電気へと変化を遂げた古くからの生活様式を、区内の上水道や都市ガスの普及率などとともに紹介しています。このほか、現代まで変わらず継承されている重箱や膳碗、盃など全77点を紹介パネルと合わせて展示しています。

同企画展は、時代や環境によって変化してきたものがある一方で、日本人の基本的な食事が一汁一菜であることやお正月にお餅を食べる文化などは昔から変わらず続いていることも紹介しており、身近な和食の文化を改めて知ることができます。

担当した区郷土資料室学芸員の森田聖子(もりたせいこ)さんは、「生活の基本である「食」は、身近であるため、次世代に伝える機会が少ないと思います。企画展を通して、親子などで「食」について会話してもらうきっかけになれば幸いです」と話しています。展示資料を分かりやすく解説したパンフレットを会場内で無料配布しています(A5判50ページ/在庫がなくなり次第配布終了)。

江戸川区郷土資料室企画展「江戸川区の食をひもとく」

  • 日時:12月17日(土曜日)~3月12日(日曜日)9時00分~17時00分
    (注)休室日:祝日、年末年始(12月28日~翌年1月4日)
  • 会場:江戸川区郷土資料室(江戸川区松島1-38-1グリーンパレス3F)
  • 入場料:無料
  • その他:学芸員による展示解説を実施します。
    1月15日(日曜日)、2月18日(土曜日)、3月12日(日曜日)
    いずれも14時00分から(申込不要)
  • 問合せ:江戸川区教育委員会教育推進課文化財係 電話:03-5662-7176

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