緊急情報

現在情報はありません。

更新日:2022年12月8日

ページID:40543

ここから本文です。

2022年(令和4年)12月8日 区内園芸農家で「シクラメン」の出荷が最盛期

年の瀬を彩る冬の鉢植えの代表格

区内で花卉園芸を営む真利子農園(代表:真利子典広/まりこのりひろ/57歳/鹿骨6)では、冬の鉢植えを代表する「シクラメン」の出荷が最盛期を迎えています。

同園のビニールハウスに並べられたシクラメンシクラメンは、地中海原産でサクラソウ科の植物。草丈約15~25cmまで成長する多年草で、花びらが上にそり返った姿が篝火(かがりび)に見えることから、「カガリビバナ(篝火花)」とも呼ばれます。秋から春頃までと比較的長く楽しめて、赤、ピンク、紫、白など色彩が豊富な点が特徴です。区内では、昭和50年頃まで10軒程度の園芸農家がシクラメンを栽培していたものの、手間がかかることなどから、現在では同園のみが生産を続けています。

同園でのシクラメンの栽培は、先代の武久(たけひさ/享年81歳)さんが当時ヒットした曲『シクラメンのかほり』をきっかけに本格的に取り組みはじめ、息子の典広さんが受け継いでいます。2月頃に苗の状態から栽培を開始し、球根の成長に合わせて鉢の植替えを繰り返しながら、丁寧に育てます。暑さに弱く20℃以上の気温が続くと成長を止めてしまう性質があるため、夏場をいかに乗り切るかが鍵となっています。10年ほど前までは3か月ほど群馬県内に場所を移して栽培していましたが、現在はビニールハウス内で遮光ネットや大型扇風機を併用しながら空調を管理して、日差しや湿気による傷みなどから保護しています。今期は、花弁の基部と先端で花色が異なる覆輪などの模様や、花弁の縁にフリルが入るフリンジ咲きなど、約20種・2000鉢を用意しました。

本日(8日)、同園では、花を中心に集めるため葉を整える「葉組み」などが行われていました。今年は例年よりも早く花が咲き、生育状態は良好とのことです。同園のシクラメンは、主に直売用として栽培。園に隣接する直売所「フラワーガーデンマリコ」で5号鉢・800円(税別)から購入することができます。

真利子さんは、「置き場所と水やりに注意してこまめに状態を見てあげると、春ごろまで長く楽しめると思います。いい年を迎えられるように、お正月の彩りの一つとして、是非ご自宅でも育ててほしい」と話しています。

このページに関するお問い合わせ

このページはSDGs推進部広報課が担当しています。

トップページ > シティインフォメーション > 広報・広聴 > 報道発表(プレスリリース) > 2022年(令和4年) > 12月 > 2022年(令和4年)12月8日 区内園芸農家で「シクラメン」の出荷が最盛期

  • LINE
  • Instagram
  • X
  • Facebook
  • YouTube
  • えどがわ区民ニュース