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更新日:2021年11月22日

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2021年(令和3年)11月22日 区児童相談所が子どもの貧困やヤングケアラーに関する動画を本日(22日)から配信

“「子どもの成長支援フォーラム2021」オンラインで開催”

子どもの健やかな成長を社会全体で支援できるよう、その取り巻く環境を考える「子どもの成長支援フォーラム」。江戸川区児童相談所が本日(22日)からオンラインで開催する今回は、子どもの貧困やヤングケアラーの現状や課題を知ってもらう動画を区ホームページにて配信します。

江戸川区児童相談所「はあとポート」(中央3丁目)は、昨年4月に開設。開設にあたっては、都などの児童相談所に区職員を派遣して、専門性の高い人材を育成するとともに、児童福祉司、児童心理司などの職務経験を有する者の採用を進め、現在、約180名の人員体制で運営しています。また、支援から介入まで一貫して迅速に行うため、子ども家庭支援センター(市区町村子ども家庭総合支援拠点)機能を統合。区が提供しているあらゆる福祉サービスと連携しながら、18歳未満の子どもに関する相談を受付ける総合的な窓口として、広く区民に親しまれています。

「子どもの成長支援フォーラム」は、2018年から毎年11月に、子どもの健やかな成長を社会全体で支援できるよう、その取り巻く環境を考えてもらうことを目的に開催。有識者による基調講演やパネルディスカッションのほか、ダンスなど子どもたちのステージ発表や各種展示、缶バッジなどの作り物の体験会などを行っています。昨年は新型コロナウイルス感染症の影響により中止となりましたが、親子で楽しめる機会とあって、2019年の参加者は約1500名に上ります。

今回、新型コロナウイルス感染症の影響でオンライン開催となった「子どもの成長支援フォーラム2021」では、子どもの貧困とヤングケアラーについて考えることをテーマに設定。国の調査では、子どもの7人に1人が相対的な貧困状態に曝されており、また家族の世話や介護などに追われるヤングケアラーは、中学生のおよそ17人に1人に上ることが明らかとなりました。区も実態を把握しようと、今年度実施した「江戸川区民世論調査」ではヤングケアラーの認知度を問う項目を設け、現在、結果を取りまとめているところです。

まずはその現状や課題と知ってもらおうと、区ホームページ内の特設ページでは、子どもの貧困やヤングケアラーの概念をわかりやすく説明するとともに、2種類の動画を期間限定で配信します。ひとつは、子どもたちの学習支援と居場所づくりを展開するNPO法人LearningforAllが制作した『二人の高校生』。大学受験を控えた二人の高校生の友人を対照的に描いた内容で、貧困のためバイトや兄弟の世話などに追われながらも相談できない現状が身近にあることを気づかされます。もう一つは、一般社団法人日本ケアラー連盟が制作した『ヤングケアラーってなぁに?どんな人?』。同連盟理事で立教大学コミュニティ福祉学部助教の田中悠美子氏が、約12分間にわたって、区民に向けて特別に解説したものです。この動画の中で、田中氏は「ケアラーである前に成長途中にある子どもである」ことを認識した上で、子どもの声をしっかり聴くことが大切と訴えています。

区児童相談所の子ども家庭部相談課の田島課長は、「子どもを取り巻く環境には様々な課題があり、身近な大人が早めに気づいてあげることが重要です。今回のオンライン開催をきっかけにして、多くの方に関心をもってほしい」と話しています。

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