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更新日:2021年11月19日

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2021年(令和3年)11月19日 「第1回えどがわBOXART展」開催中

“現代アーティストで東京芸術大学美術学部長の日比野克彦氏が企画・監修”

SDGsの理念である「誰一人取り残さない」、特に多様性の尊重を考えるきっかけにしてもらおうと、現代アーティストで東京芸術大学美術学部長の日比野克彦氏が企画・監修した「第1回えどがわBOXART展~箱の中に自分を表現してみよう 箱の中にある他者の気持ちを受け入れてみよう~」が18日(木曜日)から、区総合文化センター(中央4丁目)で開催しています。

ともに生きるまちの実現を目指して、本年5月に国から「SDGs未来都市」に選定された江戸川区では、9月25日(土曜日)から11月20日(土曜日)までの期間をSDGs推進月間「SDGs Month in EDOGAWA」と位置づけ、区施設や駅周辺などのシティドレッシングや17のゴールに関連するイベントなど全37事業を集中的に展開して、SDGsを身近なものとして捉えられるよう様々な機会を創出。今回の取り組みもその一環として行われています。

ボックスアートとは、箱の中や箱自体に絵を描いたり、モノを配置したりすることで、一つのテーマを表現する美術作品。空間をデザインすることで、製作者の個性が発露されます。特別な材料を要せずに、誰でも簡単に取り組めるため、学校の授業などでも行われているところです。

今回の展覧会を企画・監修したのは、現代アーティストで東京芸術大学美術学部長の日比野克彦氏。昨年11月頃、同館の職員がSDGsの理念を体現できるような展示ができないかと、同氏を頼ったところ、今回の開催へと結びつきました。目指したのは、公募によるボックスアートの展覧会を通じて、SDGsの理念である「誰一人取り残さない」、特に多様性の尊重を考えるきっかけにしてもらうこと。具体的には、箱の中で表現する自分の世界を主題として、年齢や国籍を問わず広く作品を募集しました。さらに特徴的なのは、後日、来場者が気に入った作品を持ち帰れる点。そこには、“自分ってなんだろう”、“他者ってなんだろう”、“共に生きるってなんだろう”という3つの問いが込められています。自分の作品が誰かの手に渡ることを想像することによって、自分自身を顧みるとともに、他者へのまなざしを獲得してもらうことが期待されています。16日(火曜日)、展覧会の準備のため来館した日比野さんは、「例えば1000年後の誰かにあげることを想像してみてください。直接的なつながりのない相手を思いやることが、つくる側はもちろん受け取る側にも必要で、それがSDGsの理念につながる」と話しています。

18日(木曜日)、区総合文化センターロビーを会場にして展示しているのは、全83作品。毛糸をつめて猫をイメージしたものや鏡を貼って箱を見る人が映るようにしたものなど、段ボール、紙、木など材質や大きさも様々な箱に、思い思いに自分を表現した空間が広がります。同展覧会に来場した50代の女性は、自身の作品も展示しているといい、「自分のイメージしたものが相手に伝わるか楽しみです。また他の人の作品に触れて、見知らぬ誰かを思うことも魅力の一つと感じました」と話していました。

「第1回えどがわBOXART展」は来月19日(日曜日)まで開催。同月5日(日曜日)には、日比野氏によるワークショップや優秀作品の表彰式を実施。作品の受け渡しは、終了後の21日(火曜日)からを予定しています。

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