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更新日:2025年7月31日

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江戸川区水害ハザードマップ概要版

誰ひとり命を落とさないまち
一人ひとりの命を守るために

「なぜ大規模水害のとき、ここにいてはダメなのか」
「お住いの地域で水害時に命を守る行動はなにか」
確認してください

より詳しい内容を知りたい方は本編をご確認ください。

江戸川区の地形

江戸川区は、荒川や江戸川など大河川の最下流に位置しています。

江戸川区は、荒川や江戸川と東京湾に囲まれており、区の陸域7割がゼロメートル地帯(注1)です。

大雨や台風がなくても、江戸川区の土地は、河川の水位よりも低くなっています。
(注1)満ち潮(満潮時)の水面よりも低い土地のこと

台風時(注2)(高潮時)の水面(A.P.+5.1メートル)(注3)より低い土地
満ち潮(注4)(満潮時)の水面(A.P.+2.1メートル)より低い土地
引き潮(注5)(干潮時)の水面(A.P.+0.0メートル)より低い土地

(注2)台風や発達した低気圧が通過するときに海水面が上がること
(注3)伊勢湾台風級の高潮潮位の場合の高さ(A.P.とは荒川などの水位の基準)
(注4)潮が満ちて海水面が上がりきった状態のこと
(注5)潮が引いて海水面が下がりきった状態のこと

大規模水害ってどんなとき?

江戸川区には、内水氾濫や河川氾濫のほかにも、発生確率は低いものの発生すると甚大な被害となる、「大規模水害(高潮や複数の河川氾濫が同時発生)」が想定されています。

江戸川区に起こり得る水害

内水氾濫

大雨が排水しきれずにたまる
区内や周辺に排水しきれないほどたくさんの雨が降ると…

江戸川区でも様々な対策はしていますが、雨量によっては排水能力が追いつかず、市街地に水があふれてしまう(内水氾濫)おそれがあります。
区内や周辺に降る雨に注意

河川氾濫

川の水が街に流れ込む
区内や周辺、関東地方に多くの雨が降りつづくと…

関東地方に多くの雨が降り続くと、区内で雨が降っていなくても、雨水が下流の江戸川区に集まり、耐えきれなくなった河川が氾濫することがあります。
区内や関東地方に降る雨に注意

大規模水害(高潮や複数河川の氾濫)

海や複数の川の水が流れ込む
超巨大台風の接近で多くの雨が降りつづくと…

超巨大台風が近づくと、日本に長期間雨を降らせ、河川の水位が上がります。その台風の上陸に伴って高潮が発生すると、海面が上昇して河川に大量の海水が流れ込みます。その大量の海水と上流から流れる水で複数の河川が氾濫し、江戸川区だけでなく、東京都の標高が低い地域が長期間浸水することになります。

超巨大台風に注意

江東5区の全域が浸水するような大規模水害

地球温暖化の影響で、今までに経験したことがないような巨大台風や大雨などにより、洪水や高潮による大規模な水害が世界各地で発生しています。

江東5区の人口の9割以上の250万人が浸水、最大で10メートル以上の深い浸水、1~2週間以上浸水が続く(長いところでは2週間以上)

江戸川区だけでなく江東5区(注)はほとんどの地域が浸水します。

(注)江戸川区・墨田区・江東区・足立区・葛飾区

この図は、江東5区が広域避難の対象とする水害として位置付けている、以下の図の最大値を表示したものです。

  • 高潮浸水想定区域図(想定最大規模)
  • 荒川洪水浸水想定区域図(想定最大規模)
  • 江戸川洪水浸水想定区域図(想定最大規模)
想定最大規模とは?

約1,000年に1回程度の規模の雨量や、過去の台風から気圧や大きさ等を最大規模の値で組み合わせた台風(東京湾の周辺を通過する確率は、1,000~5,000年に1回と想定)の規模です。

高潮ってなに?

台風や発達した低気圧が通過するとき、潮位が大きく上昇することがあります。これを「高潮」といいます。
江戸川区では、高潮発生時の海面上昇により、河川に大量の海水が流れ込むことで、河川水位が高くなり、河川から海水が陸地に流れ込むおそれがあります。

荒川と旧江戸川の図・河川水位が高くなり、河川から海水が陸地に流れ込む 高潮で大量の海水が河川に流れ込む

水害時にはどこに避難すればいい?

大規模水害が予想されるとき予想されないときの両方の避難方法を考えておきましょう。

江戸川区の水害対応

水害のおそれあり

台風情報・雨量予測、気象警報・注意報・河川水位情報

  • 大規模水害が予想されるとき(超巨大台風の上陸や大雨が予測される3日前に江東5区が共同で判断)→広域避難モード 区民全員が原則広域避難
    • 区外の親戚・知人宅や勤め先、宿泊施設(広域避難(注)で宿泊施設を利用した方に一人最大9,000円の補助金を交付します)などを避難先として確保できますか?

      (注)江東5区共同で広域避難を呼びかけたときに限る(共同検討開始)

    • はい→避難方法:広域避難【推奨】
      区外の安全な親戚・知人宅や勤め先、宿泊施設などに避難しましょう。
    • いいえ→避難方法:広域避難(公的広域避難先施設)
      区外にある広域避難できる避難所(公的広域避難先施設)に避難しましょう。
      (公的広域避難先施設の最新情報は江戸川区ホームページで確認)
      【非常持ち出し品・備蓄品は、江戸川区水害ハザードマップ(本編)53ページに掲載】
どうしても区外に避難できない場合
  • 避難方法:地域防災拠点(葛西南部地区・国府台台地・大島小松川公園)へ避難
    区内や区周辺で水害が発生しても浸水しない安全なところです。ただし屋外のため、風雨が弱まった場合などに安全を確保し、避難してください。
  • 避難方法:待避施設(小中学校等)へ避難
    ほとんどの待避施設が浸水し、長期間浸水が続くと予想されます。やむをえず避難した場合には、浸水の中孤立し、不自由な生活をしなければなりません。また、食料等備蓄に限りがあります。
    【非常持ち出し品・備蓄品は、江戸川区水害ハザードマップ(本編)53ページに掲載】
  • 大規模水害が予想されないとき(3日前に広域避難モードに移行しなかった)
    • 水害時に自宅にとどまれますか?
    • 滞在可能かは浸水想定ごとに異なります。

      こんな場合はとどまれません

      • 浸水深よりも階数が低い
      • 流速が速く、木造家屋が倒壊するおそれがある区域
      • 浸水継続時間が長い
    • とどまれる→避難方法:在宅避難
      自宅の浸水状況から、安全確保が可能であることを確認できた場合に、自宅にとどまることです。
      ただし、浸水が引くまで耐えられる準備が必要です。
      【備蓄品リストは、江戸川区水害ハザードマップ(本編)53ページに掲載】
    • とどまれない→安全な親戚・知人宅や勤め先、宿泊施設などを避難先として確保できますか?
      • はい→避難方法:避難先を各自で確保【推奨】
        安全な地域の親戚・知人宅や勤め先、宿泊施設などに避難しましょう。
      • いいえ→
        避難方法:地域防災拠点(葛西南部地区・国府台台地・大島小松川公園)へ避難
        • 区内や区周辺で水害が発生しても浸水しない安全なところです。
          ただし屋外のため、風雨が弱まった場合などに安全を確保し、避難してください。​​​​​​
        避難方法:待避施設(小中学校等)へ避難
        • 避難する時間がない場合や、遠くへ避難することができないなど、やむをえない場合に緊急避難する施設です。ただし、1階や2階が浸水する場合があります。また、食料等備蓄に限りがあります。
          【備蓄品リストは、江戸川区水害ハザードマップ(本編)53ページに掲載】

自宅の浸水状況を調べる方法

水害時の避難についてもっと詳しく知りたい!

水害時にはどんな情報が発表される?

  • 大規模水害が予想されるとき大規模水害が予想されないときの両方の情報を確認し、適切な避難のタイミングを考えておきましょう。

江戸川区の水害対応

水害のおそれあり

台風情報・雨量予測、気象警報・注意報河川水位情報

  • 大規模水害が予想されるとき(超巨大台風の上陸や大雨が予測される3日前に江東5区が共同で判断)→広域避難モード(区民全員が原則広域避難)
    • ご自身または一緒に避難する方は広域避難に時間がかかりますか?
      (たとえば…高齢者、障害のある方、妊婦や乳幼児、遠方に避難する方、車で避難する方など)
      • はい→自主的広域避難情報(広域避難の呼びかけ)までに広域避難しましょう。
      • いいえ→広域避難指示までに広域避難しましょう。
    • (江東5区で共同発表)
      広域避難を呼びかける情報
      とるべき行動
      3日前72時間前
      共同検討開始
      • いつでも避難できるように準備を始める
      • この時点で避難可能な方は、区外の安全な場所に避難
      2日前48時間前
      自主的広域避難情報
      (広域避難の呼びかけ)
      • 高齢者等の要配慮者は、速やかに区外の安全な場所に避難
      • この時点で避難可能な方は、区外の安全な場所に避難
      1日前24時間前
      広域避難指示
      • ただちに区外へ退去
      直前9時間前
      域内垂直避難(緊急)
      • この段階では広域避難はできないため、近くの避難できる場所へ避難
      災害発生 危険が迫る ここまでに必ず危険な場所から避難
      (緊急安全確保) 浸水より高い自宅の居室に避難
  • 大規模水害が予想されないとき(3日前に広域避難モードに移行しなかった)
    • ご自身または一緒に避難する方は避難に時間がかかりますか?
    • (たとえば…高齢者、障害のある方、妊婦や乳幼児、遠方に避難する方、車で避難する方など)
      • はい→警戒レベル3高齢者等避難までに避難しましょう。
      • いいえ→警戒レベル4避難指示までに避難しましょう。
    • (江戸川区が発令または気象庁が発表)
      気象情報や避難情報
      とるべき行動
      今後気象状況悪化のおそれ
      《気象庁が発表》警戒レベル1
      早期注意情報
      • 災害への心構えを高める

      気象状況悪化
      《気象庁が発表》警戒レベル2
      大雨・洪水・高潮注意報

      • いつでも避難できるように準備を始める
      災害のおそれあり
      《区が発令》警戒レベル3
      高齢者等避難
      • 高齢者等の要配慮者は避難開始
      • この時点で避難可能な方は避難開始
      災害のおそれ高い
      《区が発令》警戒レベル4
      避難指示
      • 危険な場所から全員避難開始
      • 近所の高い建物へ避難
      災害発生 危険が迫る ここまでに必ず危険な場所から避難
      災害発生又は切迫
      《区が発令》警戒レベル5
      緊急安全確保
      • 浸水より高い自宅の居室に避難

水害時の情報についてもっと詳しく知りたい!

何から考えればいい?

江戸川区水害ハザードマップ(本編)や防災アプリなども活用し、準備しておきましょう。

  1. 自宅で想定される水害と浸水の状況を確認し、自宅の危険性を整理しましょう。
  2. その時の状況に応じた、あなたの適切な避難方法を確認しましょう。
  3. 様々な状況に対応できるように複数の避難先を考えておきましょう。
  4. 水害の状況をイメージして、マイ・タイムラインを作成しておきましょう
  5. あなたや家族の避難生活に必要なものを確認し、非常持ち出し品や、自宅に備蓄しておくものを準備しましょう。

ひとりで避難が難しい方への支援

区では災害時に優先的に避難行動に支援を必要とする方を避難行動要支援者として定め、あらかじめ名簿を作成します。そして、その名簿情報を活用しながら個別避難計画を作成していくとともに、警察署、消防署、社会福祉協議会等と協力し災害時の安否確認、避難誘導等に役立てていきます。

対象者の要件等、詳しいことは区のホームページでご確認ください。

このページに関するお問い合わせ

このページは危機管理部防災危機管理課が担当しています。

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