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更新日:2026年9月1日

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第1回 がん対策のこつ

がん札を持つ医師

がんの診療に携わっていると、「もう少し早く対策できていれば」と感じる場面に出会うことがあります。たとえば、健康に良くないと理解しながらも喫煙を続けていた方ががんを発症したり、長い間がん検診を受けずに進行した状態で見つかるケースです。

がんの原因

がんの原因は一つではなく、さまざまな要因が複雑に関係しています。最大の要因は加齢ですが、これは避けることができません。一方で、自分である程度コントロールできる要因として、日本人では特に喫煙と感染が重要です。たばこは肺・口腔・喉頭・食道・胃・膵臓・膀胱を始め多くのがんの原因になります。

また感染では、ピロリ菌による胃がんや一部のリンパ腫、ヒトパピローマウイルス(HPV)による子宮頸がん・咽頭がん・肛門がん、B型・C型肝炎ウイルスによる肝がんなどが知られています。これらは禁煙、除菌、ワクチン接種などにより予防できる可能性があります。

さらに、運動習慣や食事などの生活習慣もがんのリスクに関係しますが、過度に細かく気にしすぎる必要はなく、まずは一般的に健康的とされる生活を心がけることが大切です。

がん検診のすすめ

それでも、すべてのがんを予防することはできません。そのため、早期発見のためのがん検診が重要になります。肺がん、乳がん、胃がん、大腸がん、子宮頸がんの検診は科学的に有用性が証明されており自治体でも実施されています。対象年齢になったら定期的に受診しましょう。

近年はがん治療も大きく進歩しており、たとえ進行がんであっても諦める必要はありません。がんは日本人の2人に1人が生涯のうちに経験するといわれる身近な病気です。ぜひ自分のこととして関心を持ち、できる対策を日常生活の中で取り入れていただければと思います。

これから5回にわたり、乳がん、肺がん、胃がん、子宮頸がん、大腸がんについて、それぞれの専門家がわかりやすく解説します。どうぞご期待ください。

 

医療社団法人 翠明会 山王病院 腫瘍内科・呼吸器内科 部長
千葉大学名誉教授 滝口裕一

今後の健康コラム掲載予定

令和8年10月から令和9年3月にかけ、次のテーマのコラム掲載を予定しています。

  • 乳がん(10月)
  • 肺がん(11月)
  • 胃がん(12月)
  • 子宮頸がん(1月)
  • 大腸がん(3月)

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このページは健康部健康推進課が担当しています。

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