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更新日:2023年9月13日

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山岸 英樹(やまぎし ひでき)さん(陸上競技)

やりを構えている山岸選手(やり投げ)

競技

  • 陸上競技
    クラス:T37、F37
    Tはトラック競技、Fはフィールド競技を示し、37は、立って歩行または走ることが可能な片まひのクラス
  • 野球

生年月日

1988年6月10日

所属

EY Japan

選手紹介

野球の再開と世界を目指して

野球をする山岸選手

野球少年だった山岸選手は小学校卒業間近にてんかんの手術を受けた際に脳梗塞を併発し、左半身にまひが残りました。術前とのギャップに苛まれながらもリハビリに取り組み、中学入学後は、リハビリと自主トレに取り組みながら大好きな野球を続けます。高校では野球から離れるも自主トレを続け、さらに解剖学やトレーニング論など多岐にわたる分野の本を読みながら知識も深めていきました。高校卒業後は、スポーツトレーナーを目指し専門学校へ入学。これまでの学びをさらに深め、専門性を高めていくと共にトレーニングを続けていきました。

こうしたストイックさと探求心は、山岸選手の身体の回復を支えるとともに、その後のアスリートとしての活躍の大きな原動力となっていきます。

ある時、山岸選手は競技スポーツを始めたいと思い立ち、13年ぶりに野球を再開。長いブランクをこれまでのトレーニングと知識を糧に少しずつ取り戻し、エースピッチャーとして活躍していきます。野球を再開して少しした頃、日本で東京2020パラリンピック競技大会(以下東京2020大会)が開かれることが決まり、山岸選手に「パラリンピックに出場したい!」という気持ちが芽生えました。

ボートから陸上へ新たな挑戦

東京2020大会への気持ちを胸に、山岸選手は区役所スポーツ振興課へ足を運び、そこで「東京都パラリンピック選手発掘プログラム」を紹介されます。そこでいくつかの競技と出会い、最も日本代表になる可能性が高い競技としてボートを選択。その後、正式に育成指定選手となり、世界へ向けた挑戦を始めます。

ボートの世界に飛び込んでから自己ベストを超え続け、日本代表を目前に控えていた山岸選手。ところが、新型コロナウイルスの感染拡大により、東京2020大会は延期されてしまいます。そんな中でも、自宅に器具を揃えてトレーニングを続け、一層技術を磨くことに専念した山岸選手の奮励は、パフォーマンス向上と共に、障害の機能回復にまでつながりました。その結果、ボート競技の対象となる最小の障害基準に非該当となり、競技転向を余儀なくされます。

再び世界に挑むため様々な競技を模索した山岸選手は、野球の動きを活かすことができ、クラス分けの種類が豊富な陸上に目を付けます。そして、その中から走幅跳とやり投げの2種目に転向を決断。現在は、パラ陸上選手として様々な記録会や大会に挑みながら、パフォーマンス向上のために日々のトレーニングと更なる学びを続けています。

このように、ストイックに自分を磨き、学び、楽しみながらスポーツへ挑み続ける山岸選手の更なる活躍に期待が高まります。

 

ボートを漕ぐ山岸選手

やり投げの練習をする山岸選手

自己ベスト

  • 男子走幅跳(T37):4.60メートル
  • 男子やり投(F37):29.30メートル

主な出場大会

年度 大会名 種目 備考

2023

第34回日本パラ陸上競技選手権大会 男子走幅跳(T37)  
2022 第33回日本パラ陸上競技選手権大会 男子走幅跳(T37)  
男子やり投(F37)  
2021 2021北海道・東北パラ陸上競技大会 男子走幅跳(T37)  
男子やり投(F37)  

このページに関するお問い合わせ

このページは文化共育部スポーツ振興課が担当しています。

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