更新日:2025年3月6日
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長谷山 優美(はせやま ゆうみ)さん(デフバレーボール)
競技
デフバレーボール
所属
住友電設株式会社
競技の魅力
デフバレーボールの魅力は「手話」と「アイコンタクト」だと思います。
耳が聞こえない分、目で情報を得ています。そのため、聞こえる人と比べて見える範囲がすごく広いと思います。
プレー中にもアイコンタクトやサインなどを使って多様な攻撃をする、ダイナミックなプレーが魅力だと思います。
競技を始めたきっかけ
通学していたろう学校は人数が少なく、部活動の数も多くなかったのですが、先輩から誘われて中学1年生のときにバレーボール部へ入りました。もともと体を動かすことが好きだったのですが、本気で取り組むようになったのは高校生になってからでした。
神奈川県代表を決めるJOCジュニアオリンピックカップ選考会に参加し、ハイレベルな選手ばかりで、すごく刺激を受けたのを覚えています。その体験をきっかけに、バレーボールに対する意識も変わり、バレーボールにはそれぞれポジションがあって、ポジションごとに役目を果たしながらボールをつなぎ、最終的に点を取る。そういった連係プレーで点を取るところがすごく面白い、楽しい!と感じるようになりました。
今後の目標
第23回夏季デフリンピック競技大会サムスン2017では金メダルを獲ることができましたが、第24回夏季デフリンピック競技大会ブラジル2021では、2連覇を目指して数試合行った後、新型コロナウイルスの影響により、準決勝当日の朝に途中棄権することを告げられました。今でも悔しい思いが残っています。東京2025デフリンピック(第25回夏季デフリンピック競技大会東京2025)では、金メダルへ向けチャレンジ、取り返そうという気持ちがとても強いです。
2024年6月に行われた世界選手権は自国で開催されることに加えて、開催地の沖縄は、デフバレー日本代表チーム発祥の地ともいえる歴史のある場所だったので、優勝できたことはすごく嬉しく思います。しかし、試合を振り返ると、ウクライナ戦で負けてしまい全勝優勝とはなりませんでした。それだと日本はまだ世界一とは言えないので、いつも一定の状態を保てるように、デフリンピックに向けてさらにレベルを上げて、もっと強いチームになりたいと思っています。
東京2025デフリンピックは、デフリンピックが始まって100周年の記念すべき大会です。しかも、日本の中でも「東京」です。だから本当にうれしいです。これまで、サムスン2017大会もブラジル2021大会も会場がすごく遠かったので、家族や友達、会社の人が現地に来て応援することができなかったのですが、東京ならみんな来てくれる、会場に見に来られる。みんなに優勝した姿を見せたいです。
区民へひとこと
いつも応援ありがとうございます!
まだデフリンピックのことを知らない人が多いと思いますが、オリンピックとパラリンピックにはないすごく魅力的なものがあります!
それは世界共通の「国際手話」です。
デフリンピックは、パラリンピックより長い歴史がありますが、まだまだ知名度が低い状況です。そのため、デフリンピックがあることを知るだけで終わるのではなく、家族や友達に「2025年デフリンピックが東京で開催するよ」、「すごい選手がいるよ」と、ちょっとしたことでいいので、PRをしてほしいなと思っています。
また、SNS等でも広めていただけるとうれしいです。
私たちはダイナミックなプレー、粘りのあるプレー、応援したくなるようなチームになることを目指しています。
デフリンピックやデフバレーに少しでも興味があれば、ぜひ東京2025デフリンピックの会場に来て観戦していただければと思います!
今後とも応援よろしくお願いいたします。
主な戦績
年 |
大会名 |
順位 |
||
---|---|---|---|---|
2025 | 第26回ジャパンデフバレーボールカップ川崎大会 | 優勝 | ||
2024 | 第23回全国障害者スポーツ大会 | 準優勝 | ||
第58回全国ろうあ者体育大会 | 準優勝 | |||
デフバレーボール世界選手権2024沖縄豊見城大会 | 優勝 | |||
2023 | 第57回全国ろうあ者体育大会 | 優勝 | ||
2022 | 第24回夏季デフリンピック競技大会ブラジル2021 | 4位 | ||
2017 | 第23回夏季デフリンピック競技大会サムスン2017 | 優勝 |
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