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更新日:2024年7月26日

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花岡 恵梨香(はなおか えりか)さん(水泳、車いすカーリング)

花岡恵梨香さんの顔写真

所属

清水建設株式会社

競技

水泳(S8、SB8、SM8クラス)、車いすカーリング

水泳を始めたきっかけ

リハビリのために、東京都障害者総合スポーツセンターの水泳教室に通い始めたことがきっかけです。

私は病気のため麻痺になりました。2016年のリオパラリンピックをテレビで見ていた時に、麻痺のある選手も残された機能を使って泳いでいる姿を見て、体を動かすことによりリハビリにもなるかなと思い水泳を始めました。

週に1度の水泳教室でしたが、泳げることが楽しく、教室が終わってからも泳ぎ続けていました。ある日の練習中、東京都障害者スポーツ協会の方から「競技として水泳に挑戦してみませんか?」と声をかけられましたが、リハビリ目的で始めた水泳だったので悩んでいました。すると、スポーツセンターのスタッフの方が「誰でも声をかけてもらえるわけではないし、チャンスがあるなら挑戦してみるといいと思う」と背中を押してくれたのです。

このことをきっかけに、2017年から競技として水泳を始めました。

車いすカーリングを始めたきっかけ・目標

2020年に「東京都パラスポーツ次世代選手発掘プログラム別ウィンドウで開きます」に参加したときの競技相談会で車いすカーリング協会の方とお話させてもらい、初めて車いすカーリングという競技を知りました。協会の方から「一度体験に来てみないか」と誘っていただいたので体験に行ってみました。体験に行ってみるととても楽しい競技だと分かったのでもう少しやってみたいと思っていましたが、コロナ禍でカーリング施設の利用制限があったりして継続して行うのが難しい状況でした。

その中で2021年に「J-STARプロジェクト別ウィンドウで開きます」の対象競技に車いすカーリングもあることを知ってJ-STARプロジェクトに応募してみました。選考の結果、J-STARプロジェクトの5期生として選出していただき、2022年度に車いすカーリングを本格的に始めました。

1年間のプログラムを終え、2023年にease埼玉の方から「本州ブロック予選に一緒に出場しないか」とお誘いをいただき、4月の本州ブロック予選、5月の日本選手権にease埼玉から出場させていただきました。

初めての日本選手権ではチームの皆さんに支えていただきながら3位という結果を残すことが出来たので、これからさらに練習を積んでいき、日本選手権での優勝、国際大会への出場を目指していきたいと思います。

車いすカーリングの魅力

車いすカーリングは健常のカーリングと違ってスウィーピング(ブラシで掃くこと)が禁止されています。ストーンはデリバリースティック(棒状の競技用具)を使って投げています。スウィーピングが禁止されているので自分が投げた力加減が非常に重要になってきます。

基本的にはハウスと呼ばれるストーンを投げ入れる場所にスキップという指示役の選手がいます。他の選手は投げる場所からスキップの指示に従ってストーンを投げています。この時にスキップとしっかりとコミュニケーションをとって、どのくらいの強さでどこにストーンを置くまたは当てたいのかを考えていくところが難しいところでもあり面白さでもあります。また試合中に変わっていくアイスの状態をしっかりとチームで共有し、どこに自分のストーンを置きたいという戦略を元に力加減をしっかりと調整して投げる必要があります。

気温や湿度で変化していくアイスの状態とストーンの相性をしっかりと読み、ストーンが進んでいくラインもしっかりと見て、得意なショットやコンディションを把握し、相手との駆け引きや次の展開を読んでいく中で最後まで勝負が分からない試合も多くあり、とても楽しいです!

趣味

散歩

車椅子であちこち出かけるのが楽しいです。元々歩いていた頃と車椅子とでは視線の高さが違うので以前行ったことがある場所でもまた違った景色に見えるので新鮮です。

好きな言葉

「何も咲かない寒い日は下へ下へと根を伸ばせ。やがて大きな花が咲く」(元三洋電機副社長、後藤清一氏著書『リーダーズノート』より)

区民へひとこと

いつも応援いただきありがとうございます。夏の個人競技であるパラ水泳、冬のチーム競技である車いすカーリングの2競技に挑戦しています!

水泳では「見ている人の心に響く泳ぎをしたい」と思い、日々の練習に取り組み、大会に出場しています。練習でも大会でも見ている人の心に響くような泳ぎが出来るように全力で競技に取り組んでいます。

車いすカーリングではチームの一員として「コツコツと点を重ね」苦しい展開でも「笑顔を大事に」仲間と共に「しっかりと繋ぐ」プレーをして「コミュニケーションをとる」ことを大事にしています。見ている方もワクワクするような試合をして、応援したくなるチームになることを目指しています。健常のカーリングは知名度も上がってきていますが、冬季パラリンピック競技にもなっている車いすカーリングはまだまだ知名度が低い状況です。車いすカーリングも非常に魅力的な競技なのでもっと知名度を上げられるような活動もしていきたいと思います。ぜひ試合をご覧ください。

パラ水泳、車いすカーリングの2競技はそれぞれの魅力が沢山あるので、両競技への挑戦を応援よろしくお願い致します。

花岡恵梨香さん,水泳花岡恵梨香さん,車いすカーリング

記録

日本記録(水泳)

  • 50メートル背泳ぎ(S8)
  • 200メートル背泳ぎ(S8)

主な戦績

水泳

年度 大会名 種目(出場時のクラス) 記録 備考
2024 第31回中部障がい者水泳選手権大会 200メートル背泳ぎ(S8) 優勝 日本新記録
2024ジャパンパラ水泳競技大会 50メートル自由形(S8) 優勝  
400メートル自由形(S8) 優勝  
100メートル背泳ぎ(S8) 優勝  
200メートル個人メドレー(SM8) 優勝  
2023 2024日本パラ水泳春季チャレンジレース 100メートル背泳ぎ(S8) 優勝  
200メートル個人メドレー(SM8) 優勝  
第40回日本パラ水泳選手権大会 50メートル背泳ぎ(S8) 優勝 日本新記録
100メートル背泳ぎ(S8) 優勝  
2023ジャパンパラ水泳競技大会 100メートル背泳ぎ(S8) 優勝  
50メートル自由形(S8) 3位  
100メートル自由形(S8) 3位  

400メートル自由形(S8)

3位  
2022 第39回日本パラ水泳選手権大会 100メートル背泳ぎ(S8) 優勝  
200メートル個人メドレー(SM8) 優勝  
第22回全国障害者スポーツ大会 50メートル背泳ぎ(区分11) 優勝 大会記録
50メートル自由形(区分11) 優勝  
2022ジャパンパラ水泳競技大会 100メートル背泳ぎ(S8) 優勝  
100メートルバタフライ(S8) 優勝  
50メートル自由形(S8) 3位  
100メートル自由形(S8) 3位  
400メートル自由形(S8) 3位  
2021 第38回日本パラ水泳選手権大会 50メートル背泳ぎ(S8) 優勝 日本新記録
100メートル背泳ぎ(S8) 優勝  
2021ジャパンパラ水泳競技大会 50メートル自由形(S8) 2位  
400メートル自由形(S8) 1位 予選のみの出場
200メートル個人メドレー(SM8) 1位 予選のみの出場
2020

第37回日本パラ水泳選手権大会

50メートル背泳ぎ(S8) 優勝 (日本新記録)
50メートル自由形(S8) 2位  
2019 2019ジャパンパラ水泳競技大会 100メートル背泳ぎ(S8) 2位  
100メートルバタフライ(S8) 優勝  
400メートル自由形(S8) 優勝  
第36回日本パラ水泳選手権大会 50メートル自由形(S8) 3位  
200メートル個人メドレー(SM8) 2位  
2018 第18回全国障害者スポーツ大会 25メートルバタフライ(区分11) 優勝 大会記録
50メートル自由形(区分11) 優勝  
第35回日本パラ水泳選手権大会 100メートル自由形(S7) 優勝  
100メートル平泳ぎ(SB7) 2位  
2017 2017ジャパンパラ水泳競技大会 50メートル自由形(S6) 3位  
100メートル自由形(S6) 3位  
100メートル平泳ぎ(SB5) 2位  
50メートル自由形(S6) 優勝  
第34回日本身体障がい者水泳選手権大会 50メートル自由形(S7) 優勝  
50メートルバタフライ(S7) 優勝 (大会記録)

(日本新記録)(大会記録)は、当該大会で当時の記録を更新したことを表しています。

車いすカーリング

年度 大会名 記録
2024 第20回ナブテスコ日本車いすカーリング選手権大会(チーム:ease埼玉) 4位
2023 第19回ナブテスコ日本車いすカーリング選手権大会(チーム:ease埼玉) 3位

このページに関するお問い合わせ

このページは文化共育部スポーツ振興課が担当しています。

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