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更新日:2025年12月17日

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2025年12月17日 戦時中の様子を伝える資料や証言を募集

戦後80年 伝えてください あなたの想い

江戸川区は、戦争の悲惨さや平和の尊さを次世代に伝えようと、戦時中の区内の状況を知ることができる資料や証言などを募集しています。収集した資料は、デジタルアーカイブとしての公開や、学校での平和学習などに活用します。

太平洋戦争下の1944年11月、東京への本格的な空襲が始まり、江戸川区内でも被害が続出。約10万人の命を奪った1945年3月10日の東京大空襲では、小松川・平井地区で約4万人が罹災し、猛火に追われて旧中川に両岸から飛び込むなどした約3千人が命を落としたと言われています。区は、戦争の悲惨な経験を風化させず、平和への想いをさらに確かなものとすることを願い、2018年3月10日に小松川さくらホール(小松川3丁目)に「江戸川区平和祈念展示室」を開設。遺族から寄贈された戦災資料や解説パネルなど約100点を常設展示しています。また、同ホールに隣接する小松川さくら公園(小松川3丁目)には、「江戸川区役所旧文書庫」が戦火に焼け残った当時の姿を留めています。平和と文化の重みを伝える重要な遺産として、歴史的価値を損なわないよう補修を進めながら、区文化財として指定・登録を目指しています。

今年で戦後80年を迎え、区内でも戦争経験者は減少。若い世代が戦時中の様子を知る機会が少なくなっています。区は、節目の年に合わせ、次世代に平和への思いを受け継ぐため、戦時中の区内の様子を知ることができる資料や証言を広く募集することにしました。

今月15日(月曜日)から募集を開始したのは、戦時中の生活や空襲による被災体験、学童疎開など、当時の状況がわかる写真や手紙、生活用品など。寄贈には事前申し込みが必要で、区ホームページの応募フォームもしくは電話で受け付けています。あわせて、戦争体験者による証言として、2千字以内にまとめた体験記なども募っています。現在区内に在住しているか、戦時中に区内に在住・在勤・在学していた方であれば応募することができ、家族や親族から聞いた話も対象です。収集した資料や証言は、デジタルアーカイブや、区平和祈念展示室での展示により公開。当時の状況を知り、関心を持つきっかけとしてもらいます。また、体験証言映像の上映や展示を行うイベントの開催や、平和学習を実施する学校への貸出など、地域でも活用していく予定です。

総務部人権・男女共同参画推進センターの永塚正佳(ながつかまさよし)センター長は、「終戦時に小学生だった方々は、現在90歳前後になっています。貴重な資料等を通じて、その方々の想いを次世代に伝え、平和の尊さについて考える大切な機会としたい」と話しています。

このページに関するお問い合わせ

このページはSDGs推進部広報課が担当しています。

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