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更新日:2025年12月16日

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2025年12月16日 区立小学校で医学生によるがん教育を実施

子どものうちから正しい知識を学ぶ

子どものうちからがんに関する正しい知識を学んでもらおうと、区立篠崎第四小学校(篠崎町3丁目・校長:鈴木宏美)で本日(16日)、6年生を対象に「一般社団法人医学生によるがん教育推進協会」によるがん予防や早期発見についての講義が行われました。同協会が小学生を対象にがん教育を行うのは、今回が初めてです。

区では、国が推奨する肺・胃・大腸・乳・子宮頸がん検診のほか、独自に前立腺がんと口腔がん検診を無料で実施しています。一方で、2023年度の区民のがん検診受診率は、国が目標とする受診率の60%を下回っています。区は2023年に策定した「みんなのえどがわ健康いきいきプラン(江戸川区健康増進計画2023-2030)」で、前期4年間の重点施策に「がん予防対策」を設定。あらゆる世代への普及啓発や、がん検診の受診率向上などの取り組みを通して、区民の意識変化や行動変容を促しています。子どもへの普及啓発としては、区立小・中学校で「がん予防出前教室」を実施。保健師や医師を派遣し、がん予防や規則正しい生活の大切さについて講義を行っています。

こうした中、区は、がん予防の普及啓発や検診受診率向上にさらに注力するため、今年10月に「日本生命保険相互会社」と連携協定を締結。営業職員による検診の受診勧奨や大腸がん検査キットの配布、がん予防啓発イベントの開催などで、区民の健康的な生活の維持・向上を図ります。今回は、若年層への普及啓発として同社が支援・協力を行う「一般社団法人医学生によるがん教育推進協会」に教育プログラムの実施を依頼。同協会は、医学生の専門知識を生かして、全国の学校でがん教育を行っています。医学生によるがん予防や検診についての講義や、がん経験者の体験談を通して、子どものうちから正しい知識を学び、将来の健康リスクの減少につなげます。

医学生によるがん教育

本日(16日)、聖マリアンナ医科大学の医学生の竹内愛莉(たけうちあいり)さんと乳がん経験者の轟千代佳(とどろきちよか)さんが同校に招かれ、6年生105名を前に講義を行いました。はじめに、竹内さんが、2人に1人が生涯でがんに罹患することや、喫煙などががんの原因になることなどをクイズを交えてわかりやすく説明。「がんになる可能性は誰にでもあります。自分や大切な人ががんと診断された場合を考えて、家族と予防策などを話し合ってみてほしい」と述べました。続いて、轟さんは自身の闘病生活について、検診でがんが見つかったことや、仕事を辞めざるをえなかったことなどを語りました。その中で、子どもの支えで少しずつ気持ちが明るくなっていったことを明かし、「がん患者にとっては、周りの人のあたたかい気持ちに力をもらえます。今日の講義を受けて、いつか誰かを支えたり、自分が辛い時に思い出したりしてもらえたら嬉しい」と話しました。

講義を受けた児童は、「喫煙や飲酒ががんの原因になることは知っていたので、子どもには関係のない話だと思っていました。講義を聞いて、誰でもがんになる可能性があることがわかったので、今のうちから食生活や運動などに気をつけていきたい」と話しました。

19日(金曜日)には、平井南小学校(平井5丁目)でも同協会によるがん教育が実施されます。

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