更新日:2025年8月1日
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2025年8月1日 被爆80年・原爆展「被爆者が伝えたい平和の願い」 5日から開催
「原爆の図」展示や、新作落語披露など
原爆が投下されてから今年で80年。原爆の恐ろしさや平和の尊さを伝えようと、「被爆80年・原爆展『被爆者が伝えたい平和の願い』」が5日(火曜日)から10日(日曜日)までの6日間、「タワーホール船堀(船堀4丁目)」で開催されます。主催は、親江会(会長:山本宏)。
広島・長崎に投下された原爆による被爆者とその二世で、江戸川区内に在住する方々などでつくる「親江会」は1965年に発足しました。区立滝野公園(中葛西3)内にある「原爆犠牲者追悼碑」に献花などを行う原爆犠牲者追悼式の開催や、学校での体験講話の実施などの活動を行っています。
例年開催している「原爆展」では、広島に投下された原爆「リトルボーイ」と長崎型原爆「ファットマン」の原寸大模型や、原爆誕生から終戦までの経緯を伝える写真パネルなどを展示し、原爆や戦争の悲惨さを語り継いできました。今年で原爆投下から80年を迎えるにあたり、同会は平和への思いをより広く発信しようと、昨年の春ごろから展示の拡充を計画。区立滝野公園の「原爆犠牲者追悼碑」の下絵を描いた故丸木位里・俊夫妻が建てた「原爆の図 丸木美術館(埼玉県東松山市)」から、夫妻の作品「原爆の図」の複製画を借り、あらためて原爆被害の恐ろしさを伝えます。
会場のタワーホール船堀1階展示ホールでは、全15作品ある「原爆の図」のうち8作品を展示。いずれも原爆投下後の広島の惨状が、油彩画と水墨画の技法を用いてリアルなタッチで描かれています。また、ホールの一角では、親江会の会員が被爆体験をインタビュー形式で語った証言DVDや、「黒い雨」など原爆の記憶を伝える映画の上映なども行われます。
6日(水曜日)午後には、5階小ホールでもプログラムを催します。午後0時30分から、親江会会員で落語家の古今亭菊太楼さんが落語「母のお守り」を初披露。長崎で被爆した母との思い出をもとにつくった新作落語です。午後1時からは、同会の山本会長のあいさつに続いて、弟で元広島東洋カープ監督の山本浩二さんとの対談も行われます。このほか、アメリカ出身の詩人で、「原爆の図」を題材にした紙芝居「ちっちゃいこえ」の脚本を手がけたアーサー・ビナードさんの講演などが予定されています。
被爆80年・原爆展「被爆者が伝えたい平和の願い」
- 日 時:2025年8月5日(火曜日)~8月10日(日曜日) 午前10時~午後9時
(5日は午後2時から、10日は午後3時まで) - 会 場:タワーホール船堀(船堀4丁目1番1号)
- 入場料:無料
- 内 容:
〇「原爆の図」第1部~第8部展示
〇親江会会員による証言DVDや映画などの上映
〇原爆落語披露や対談 ほか
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