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更新日:2023年6月20日

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2023年(令和5年)6月20日 伝統工芸者がウクライナ国旗の色で染めたミニタオルを制作

6月20日(火曜日)は、国連の定める「世界難民の日」。ロシアによるウクライナへの軍事侵攻が続く中、区内で伝統的な染色技法を用いて染めた工芸品をつくる草薙惠子さん(染色工房くさなぎ)が、ウクライナ国旗の色で染色したミニタオルを制作しました。区内で生活するウクライナ避難民の方へ贈るとともに、売上金の一部を寄付します。

染色は、染料のもつ染着性を利用して、繊維を好みの色や模様に着色する技術です。「手描き友禅染め」は、型紙を用いず下絵から地染めに至るまで全工程を手作業で染め付ける日本の伝統技術。また、「墨流し染め(マーブル染め)」は、平安時代から伝わる工芸で、水と色が織りなす無限の模様を手染めするという、世界で唯一の染色技法です。他に区内農家で採れた小松菜をつかった「草木染め」を含め、草薙さんはこれらの染色技法を用いて、色彩豊かな多くの伝統工芸品を制作しています。

報道で繰り返される戦争被害の状況を目にして心を痛めていた草薙さん。染色を使って、ウクライナの方に何か支援ができないかと考えていました。草薙さんの娘さんは、主力商品である墨流し染めのミニタオルをウクライナ国旗の色で染めてみてはどうかと提案。国旗に用いられた青色と黄色の由来などを調べ、ウクライナをイメージしながら試作品を制作しました。体験教室の参加者らの評判も上々で、草薙さんはその反応を見て、ウクライナの方たちにも喜んでもらいたいという気持ちが膨らみました。

ミニタオルは、国旗の鮮やかな青色と黄色の染料を使っており、ハート柄など一枚一枚異なるデザインです。墨流し染めの技法を用いた作品で、草薙さんの高い技術が生かされています。サイズは約22センチ四方、素材は綿100%の今治産で、価格は1,500円(税込)。同工房のホームページ別ウィンドウで開きますから購入可能で、売上金の一部はウクライナへの支援に役立てます。区内で生活するウクライナの方に贈ったという草薙さんは、「江戸川区に避難されているウクライナの方の心に少しでも寄り添いたい。同じように支援したいと思う方が手にしてくれたら嬉しいです」と話しました。

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