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更新日:2023年6月14日

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2023年(令和5年)6月14日 災害時に支援が必要な障害者向けに「災害時支援バンダナ」を作成

支援が必要であることを一目で伝える

関東大震災から今年で100年。江戸川区は、災害時の避難などの際に障害者が着用することで、周りの人に障害があることを知らせ、支援を受けやすくする「災害時支援バンダナ」を作成しました。江戸川区障害者団体連絡会(会長:川瀬泰徳)が、希望をする区内在住の障害者に来月から無料で配布します。

災害時の避難所などにおいて、視覚障害者や聴覚障害者など、外見からは支援が必要なことが分かりにくい人や意思表示が難しい人などは、情報が届きにくく、支援から取り残される可能性があります。「江戸川区地域防災計画」では、避難所での要配慮者への情報提供の際には十分な配慮を行うよう規定しています。また、昨年4月に発行した「江戸川区障害者の防災マニュアル(編集:江戸川区地域自立支援協議会)」でも、具体的な表現で話すことや、筆談や身ぶりを交えて伝えることなど、支援者側が配慮すべき事項を記載しています。区では、災害発生時に避難所などにおいて、障害者への情報伝達を円滑にしようと、自らに障害があることを周囲に伝えるバンダナを作りました。

災害時支援バンダナ

「災害時支援バンダナ」は、障害者が避難所などで支援が必要であることを容易に伝える手段として活用。両端には「目が不自由です」「助けが必要です」のメッセージとイラストを記載し、三角に折り畳み、背中に羽織るなどして使用します。「目が見えません」と記載された箇所にはタグをつけることで、視覚障害者に必要な表示箇所がわかるように配慮しています。サイズは縦・横66センチで、色は目立ちやすい黄色としました。防寒対策やけがをしたときの止血用の布、マスクなどの代用としても活用できます。

デザインは、若手職員によるプロジェクトチームで検討。具体的な障害の特性や必要な支援などを記入できるようにしたほか、握力の弱い人でも簡単に着用できるように両端にマジックテープをつけるなどの工夫を凝らしました。区への寄付金を活用し、区内障害者就労支援事業所に依頼をして700枚作成しました。配布対象は区内在住の障害者で、江戸川区障害者団体連絡会を通じて希望者に無料配布します。

福祉部障害者福祉課の上坂(こうさか)かおり課長は「災害に備え、日頃から携帯していただくとともに、防災について考えるきっかけしてほしい。災害時には、バンダナで意思表示してもらうことで、周囲のスムーズな支援を実現したい」と話しています。

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