更新日:2023年6月19日
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2023年(令和5年)6月19日 区立大杉小学校で「リアル対話ゲーム『囚われのキミは、』」デモンストレーション会開催
体の一部を使ったボールリレーで障害を体験
“耳を使わない音楽”、“体を使わない体育”など普通を使わない授業で、自由な発想と感性を育む体験「リアル対話ゲーム『囚われのキミは、』」(主催:一般社団法人ダイアローグ・ジャパン・ソサエティ)のデモンストレーション会が、「区立大杉小学校(中央2)」で本日(19日)開催され、同校の6年生の児童57名が参加しました。
「リアル対話ゲーム」は、異なる背景や文化、価値観を持つ人々がゲームを通じて対話を深め、自分や社会の中にある思い込みに気づき、その思い込みに囚われない新たな視点を楽しむ事業。今回の学校を舞台にした「リアル対話ゲーム『囚われのキミは、』」では、想像力や感性を頼りに、授業で課される課題に挑戦します。
今回は、一般社団法人ダイアローグ・ジャパン・ソサエティより、今年7月から開催する「リアル対話ゲーム2『囚われのキミは、』」のデモンストレーション会を行いたいと同校へ呼びかけがあり、開催に至りました。
本日(19日)3時間目、同校の多目的教室では、聴覚や手足に障害がある講師による「体を使わない体育」の授業が行われ、6年2組の児童29名が参加しました。まず、講師は、手話で表すニックネーム「サインネーム」を交え、身振り手振りでユニークに自己紹介をしました。続いて、児童は7人一組となり4チームに分かれると、「利き手と反対側の足」や「お腹」、「両脚のふくらはぎ」など体の一部が記載されたカードが配られました。指定された体の部位のみを使い、ボールを次の児童へ受け渡していくリレーが行われました。受け渡す順番などの作戦を練り、体の一部しか使えないもどかしさに戸惑いながらも、にぎやかにゲームをしていました。児童は、体を自由に動かすことができない体験を通して、障害を受け入れる多様性の大切さを学びました。
3時間目の授業を受けた児童は「ボールのリレーは難しかったですが、楽しかったです。今後は障害がある人に気を配りたいと思います」と話しました。なお、4時間目には「耳を使わない音楽」の授業が行われ、6年1組の28名が参加しました。
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