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更新日:2025年7月29日

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2025年7月29日 「ともにビール」オリジナルカップの制作

「ともに生きるまち」江戸川区のビール

障害のある方やひきこもり当事者などの就労困難者の就労機会の確保に向けて、昨年度から検討を進めてきた「Edogawa Beer Project(エドガワ ビア プロジェクト)」。今回、プロジェクトの一環としてオリジナルカップを制作し、来月2日に開催される第50回江戸川区花火大会にあわせて、区内の障害者施設などで生ビールの販売を行います。

障害者やひきこもり当事者の現状

障害者の収入の多くは障害年金で、作業による工賃は月額15,000円程度です。支出に趣味や娯楽に使う費用を含めると生活費が十分ではありません。さらに区が2021年に行ったひきこもり実態調査においても、回答した全体の6割を超える方が収入や生活資金に不安を抱えていることがわかっています。区ではこれまで、障害者がドーナツの製造・販売を行う「福祉作業所分室 ベリィソイズ」やひきこもり当事者などの就労困難者が就労体験で社会とつながる「駄菓子屋居場所 よりみち屋」を開設し、障害者の収入確保や就労困難者の就労機会の確保に取り組んできました。

Edogawa Beer Project

その一環として、昨年度よりビールの醸造や販売等を通じて就労の機会を提供する「Edogawa Beer Project」の検討を開始。このプロジェクトは、アートの力で社会課題の解決に取り組む東京藝術大学との連携事業です。今年5月から6月にかけてパートナーとなる事業者を募集し、公募型プロポーザル方式によって「一般社団法人みんなの就労センター」「オリオンビール株式会社」「大阪サニタリー株式会社」「有限会社笠原製菓」ら4社の共同事業体を選定しました。

“ともにビール“オリジナルカップの制作

区の目指す「ともに生きるまち」にあわせて「ともにビール」と名付けられた本プロジェクトのビール。就労機会の確保に加えて、購入を通じて多様な働き方を理解してもらうことで、「ともに生きるまち」の実現につなげることを目的としています。

今回、ビールの販売に向けてオリジナルカップをデザインしたのは、東京藝術大学美術学部デザイン学科の藤崎圭一郎(ふじさきけいいちろう)教授と同大学の卒業生で江戸川区文化スポーツプラザ3階「あーとコモンズSumi-co(すみっこ)」のプログラムディレクターを務める平山義活(ひらやまよしかつ)さん。カップにはプロジェクトに込められた思いとともに、区内在住で自閉症のアーティストとして活動する、松浦萌(まつうらもえ)さんが作字した「ともにビール」のステッカーが貼られています。

「ともにビール」オリジナルカップ

また、印刷や組み立ての作業は区内の障害のある方々が働く事業所で実施。ステッカーをはがすと現れる二次元コードを読み取ると、プロジェクトの背景やショート動画でカップ制作の過程などをご覧いただけます。

第50回江戸川区花火大会にあわせて販売

来月2日に開催される区の一大イベント「第50回江戸川区花火大会」の日には、虹の家(西篠崎2丁目)と障害者就労支援センター農園(西篠崎1丁目)で午後4時から午後9時までオリジナルカップに注いだ生ビールを1杯600円で販売します。(売り切れ次第終了)

障害者福祉課上坂(こうさか)かおり課長コメント

今回のカップは障害のある方を含むたくさんの方々に関わっていただき完成しました。ぜひ多くの方にカップを手に取っていただき、プロジェクトに対する区の思いなどを感じてもらいたいです。

このページに関するお問い合わせ

このページはSDGs推進部広報課が担当しています。

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