更新日:2025年7月24日
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2025年7月24日 小学生を対象としたワークショップ「恐竜のいた時代」開催
本区出身の恐竜博士と研究体験
夏休み中の小学生を対象とした古生物学の研究ワークショップ「恐竜のいた時代」が本日(24日)、子ども未来館で開催され、たくさんの恐竜ファンが研究のいろはを体験しました。講師を務めたのは、本区出身の大学教授、佐藤たまき(さとうたまき/53歳)さんです。
物心がついた時から恐竜が大好きで、幼稚園の卒園文集にも「恐竜博物館の研究者になる」と書いていた佐藤さん。古生物学を学んだ大学卒業までを区内で過ごし、海外の大学院や海外特別研究員などを経て、現在、神奈川大学の教授として古生物学を教えています。かつて福島県で発見された首長竜が新属新種であることを発見から38年後の2006年に明らかにし「フタバサウルス スズキイ」と名付けるなど、世界的な首長竜の研究者としても知られています。
佐藤さんはこれまでも母校である小岩第三中学校や区の科学教育センター(注)などで中学生以上を対象に講演を行ってきましたが、今回は区内で初めて小学生を対象にワークショップを行うとあって、定員の4倍となる約100名から申し込みがあるなど開催前から注目を集めていました。
本日(24日)、会場には夏休み中の区内の小学3年生から6年生、22名が集まりました。はじめに佐藤さんがスクリーンに古生物の骨を映し出し何の骨かを質問すると、会場のあちこちから恐竜の名前が挙がり、子どもたちの恐竜に対する関心の高さがうかがえました。また、骨格標本を用いて人間の骨の付き方などを確認した後に恐竜の骨との違いを説明する場面では、自前のノートにその内容を書き留めるなど、恐竜博士と行う本格的な研究に子どもたちも始終真剣に取り組みました。
将来は恐竜の研究をしたいと言う小学4年生の児童は、「恐竜と人間の骨は違うところがたくさんあった。今後、博物館でより楽しく恐竜を見られそうです」と話しました。佐藤さんは、「好きなことを勉強するのは楽しいので、今後も知りたいことを調べて、楽しみながら勉強を続けてほしいです」と笑顔で話しました。
(注)科学に対する興味・関心を高めるために区内の小・中学校あわせて15校に設置。
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