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更新日:2021年9月16日

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2021年(令和3年)9月16日 パラ競泳の辻内彩野選手が母校で東京2020大会出場を報告

東京2020パラリンピック競技大会では、水泳の日本代表として4種目に出場した、江戸川区出身で区内在住の辻内彩野選手。15日(水曜日)、母校である区立二之江小学校(江戸川5丁目)を訪れ、児童らに大会出場を報告しました。 (注)辻内彩野選手の「辻」の字は「一点しんにょう」

写真:児童に語りかける辻内彩野選手生まれも育ちも江戸川区と公言する辻内さんは、視覚障害で最も程度の軽いクラス13の競泳選手。両親も競泳選手だったことから、幼いころから水泳が身近にあった環境で過ごしました。高校時代はインターハイに出場した経歴を有する一方、高校卒業と同じくして、視力が徐々に弱くなる難病「黄斑ジストロフィー」が判明。一度は競技から身を引いたものの、高校の同級生で2016年リオ・パラ五輪日本代表の森下友紀選手からの誘いをきっかけに再び取り組みを始めると、一躍注目を集める選手となりました。今回初めて挑んだパラリンピックでは、400メートル自由形を初めとした4種目に出場。そのうち、3種目で入賞を果たすとともに、自身のもつ日本記録を2つ更新するなど、輝かしい成績を残しました。

15日(水曜日)13時35分、区立二之江小学校の体育館では、小学6年生の児童約90名が拍手で辻内選手を迎えました。コロナ禍以前には講演会などで度々、同校の児童と交流を温めてきた辻内選手。7月には児童から活躍を応援する色紙や横断幕などを郵送で受け取ると、感謝の気持ちをSNSで示しました。今回の訪問では、体育館に集まった児童らに大会出場を報告。水泳を始めたきっかけなど児童からの質問に一つひとつ丁寧に応じていました。大会全体を通じて「とても楽しめた」と振り返ると、「パラリンピックでは、様々な事情で障害を有する人たちが同じルールの中でより高い目標に向けて頑張っている。自分たちだけが全てだとは思わないで、それぞれの違いを認めていってほしい」と話しました。その後、感染防止策で三密を避けるため、体育館に集まれなかった全校児童に向けて、校長室からリモートで「今回は無観客で行ったけど、今後、観客を入れられる大会が開催できるようになったら、ぜひ応援に来てほしい」と語りかけました。最後に横断幕を作成した4年生のクラスを訪問。児童らから手作りの金メダルと贈られると、辻内選手は、「みんなからもらった色紙や横断幕などは全てスマホで写真に撮って大会に臨んだ。落ち込んだときにはそれを見て頑張ろうと思えたので、本当にありがとう」と述べました。

パラリンピックを初めて見たという6年生の女児は、「辻内選手が他の選手と抱き合って健闘を称え合うシーンが印象的だった。世界中のたくさんの人たちと違いを認め合うことができると感じられた」と話しました。母校での報告を終えた辻内選手は、「東京大会で実力が発揮できたのも、二之江小学校のみんなのおかげだと思っているので、感謝の気持ちを直接伝えられてよかった。これからも世界を舞台に活躍できるよう頑張っていきます」と話しています。

集合写真:母校二之江小学校の児童と辻内選手

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