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更新日:2025年11月29日

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2025年11月29日 「えどがわ日本語クラス」本日開催

共生社会の実現に向けて知識やマナーを学ぶ

外国人住民が日本語やマナーを学んで地域とのつながりを持つことを目的とした日本語教室「えどがわ日本語クラス」が本日(29日)、区立葛西小・中学校で開催され、様々な国籍の親子連れらが参加しました。

本区の外国人人口は、過去15年の間に倍増しており、10月1日現在、都内で最も多い51800人が暮らしています。こうした中、区は2023年8月に外国人の困りごとなどを調査するため、区内の全ての外国人世帯約2万世帯を対象にしたアンケートを実施。住みよいまちにするために区に取り組んでほしいことを聞いたところ、「外国人向けの相談窓口、情報発信(51.6%)」や「日本語を学習できる場(47.9%)」を求める声が多く挙がりました。こうした声を受け、昨年10月、タワーホール船堀に多文化共生センターをオープン。日常生活での困りごとに多言語で対応する相談窓口や多文化交流イベントの開催などを通じて、共生社会の実現に取り組んでいます。

今回、主に家族滞在などでどこからも日本語を学ぶ機会がなく、地域との関わりも少ない方々に、日本語を学んで地域とのつながりを持ってもらおうと、「えどがわ日本語クラス」を初めて開催。4日間のカリキュラムで、日本語での日常会話に加え、税金や社会保障、町会・自治会などに関する知識や、ごみの分別、交通機関の乗り方などのマナーについても学びます。

本日(29日)午前10時15分、葛西小・中学校には、中国やインド、ベトナム等の国籍を持つ40人の親子連れなどが集まりました。はじめに、前回学んだ国民健康保険などの知識について復習。参加者は「加入は自分で決められるか」等の質問に「まる」や「ばつ」のカードを使って答えました。2日目の本日は、主にごみの分別について学ぶ日程。スマートフォンを用い、出入国在留管理庁が作成した日本の生活ルール等を紹介する「生活オリエンテーション動画」をそれぞれの母国語で視聴したのち、やさしい日本語で内容を振り返りながらマナーなどを確認していきます。参加者はテキストに記載された分別の方法や曜日のルールなどを真剣に見ながら、関連する日本語も覚えました。アメリカ出身の参加者は、「母国ではごみの分別がほぼなかったので、とてもためになりました。日本語も覚えて、近所の方々とも交流したいです」と話しました。

本クラスは来月13日と20日に残りのカリキュラムを実施し、防災と交通機関の乗り方についてそれぞれ学ぶ予定です。

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