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更新日:2025年11月25日

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2025年11月25日 新年に向けて区立障害者施設で干支鈴づくり

1つ1つ心を込めて手作り

机の上に並べられた干支鈴

障害者施設「江戸川区立虹の家(西篠崎2/指定管理者:社会福祉法人章佑会(所長:山田康太(やまだこうた))/利用者数:74名)」では、新年に向け、施設利用者が来年の干支「午」にちなんだ干支鈴づくりを行っています。

区立虹の家は、障害者総合支援法の生活介護事業を行う通所施設。障害者の心身発達を促進し、基本的な生活習慣や社会生活能力の維持・向上を図るため、日常生活や社会活動支援を行っています。

干支鈴は、正月飾りとして干支をかたどった粘土を焼成して作られた土鈴。鈴の音には災いや魔物を祓う力が宿ると言われており、土鈴は古くから魔除けとして祭礼などで使われていました。江戸時代には、福を招き入れる縁起ものとして動物などをあしらった土鈴が利用され、現在「干支鈴」は、年初めに家庭などに飾られる「正月の風物詩」となっています。

同施設では、作業活動の一環として毎年干支鈴づくりに取り組んでおり、今年は4月から職員の指導のもと干支鈴の制作に取り掛かりました。はじめに、粘土を叩いて空気を抜いてから石膏の型に詰めて成型。10日ほど乾燥させたのち、800度の温度に設定した施設内の陶芸窯で素焼きをし、絵付けや紐付けを行って一つ一つ完成させます。施設利用者は主に、厚みにムラがないよう指先を使って均一に粘土を型に詰めたり、ベースの色を塗ったりする作業を担っています。

今年作られた「午」の干支鈴は、高さ約9cm、幅約12cm、奥行約6cmの手のひらサイズ。デザインは職員のオリジナルで、丸みを帯びたフォルムに、色とりどりの細い線を塗って鮮やかに仕上げており、1年間かわいがって飾ってほしいという願いが込められています。全て手作りのため、一つ一つに個性があり、愛らしい表情の干支鈴に仕上がっています。

本日(25日)午後1時30分、同施設では利用者が年末の出荷に向けて、素焼きした干支鈴にムラなく色を塗る「下塗り」の作業に取り組んでいました。施設担当者は「毎年、皆さんが心を込めて一生懸命作っているので、私たちもサポートをして一緒に良いものを作ろうと思っています。1年間、大切にしていただけたら嬉しいです」と話していました。

同施設では、約200個の干支鈴を制作する予定。完成した干支鈴は1個300円(税込)で購入することも可能です。数に限りがあるためお早めに同施設(電話:03-3676-3391)までお問い合わせください。

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