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更新日:2025年11月28日

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2025年11月28日 「第5回えどがわBOXART展」開催中

段ボールアートの第一人者!東京藝大の日比野克彦学長が企画・監修

SDGsの理念である「誰一人取り残さない」、特に多様性の尊重を考えるきっかけにしてもらおうと、段ボールアートの第一人者として知られる東京藝術大学学長の日比野克彦氏が企画・監修した「第5回えどがわBOXART展」を、区総合文化センター(中央4丁目)で開催しています。期間は12月22日(月曜日)まで、入場無料。

ボックスアートとは、箱の空間を使って様々な表現をする美術作品。絵を描いたり、モノを配置したりすることで、作者の世界観を体現することができます。特別な材料を必要とせず、誰でも簡単に取り組めるため、学校の授業などでも行われています。

展示中のボックスアート

同展覧会は2021年から開催されており、今回で5回目。今年は、小学生から90代までの約140名が参加し、過去最多となる172点が出展されました。回を追うごとに反響も大きくなり、他県からも多くの作品が集まりました。会期終了後に来場者が気に入った作品を持ち帰ることができる点が大きな特徴で、今回からは受け取った家庭を対象にアンケートを実施。作品を自宅などに飾ることで日常生活がどのように変わったかを回答してもらいます。企画・監修する東京藝術大学学長の日比野克彦氏は、ボックスアートを作りながら自分を考える“自分ってなんだろう”、展覧会を見ながらいろいろな人がいることを知る“他者ってなんだろう”、作品をコレクションして他者を受け入れてみる“共に生きるってなんだろう”という3つの問いを投げかけています。

区総合文化センター中央ロビーの会場には、紙や段ボールや木など材質や大きさが様々なボックスアートがずらりと並びました。今年の江戸川区長賞に選ばれた「静かな時の中で」は、夜の海に漂うクラゲを表現した作品。深い青色に装飾した箱の内側に鏡を貼ることで深海をイメージしている点や、レースなど再利用品を使ってクラゲを制作した点などが評価されました。ほかにも、箱を開けるとメッセージが入っているものや、表現した世界観について物語の続きを考えさせるものなど、鑑賞するだけでなく触れて楽しむ作品なども展示されています。

区総合文化センターの担当者は、「今回も、自分の気持ちを豊かに表現した作品が多く集まりました。会場には制作者の思いを掲載した作品リストを配置していますので、リストを片手に作品を楽しんでもらいたいです」と話しています。

会期は12月22日(月曜日)まで。12月7日(日曜日)には、江戸川区長賞1作品と日比野克彦賞39作品について授賞式が行われるほか、日比野氏によるワークショップも実施します。作品の受け渡しは12月24日(水曜日)からを予定しています。

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このページはSDGs推進部広報課が担当しています。

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