更新日:2025年10月28日
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2025年10月28日 区内小学校で食のプロが 「味覚の授業」®を実施
国内で初めてフランス政府の視察団も参加

子どもたちに味の基本や五感を使って食べる大切さを教える「味覚の授業」®が本日(28日)、区立臨海小学校(校長:西沢盛和/臨海町2)で実施されました。この日は、国内で初めて本授業にフランス政府の視察団が訪れ、子どもたちが学ぶ様子を見学しました。
「味覚の授業」®は、1990年にフランスで発祥した食育活動「味覚の一週間」®の取り組みのひとつです。毎年10月の第3週の期間中には、子どもたちに食文化の素晴らしさを伝える味覚教育などが行われています。日本では「『味覚の一週間』®実行委員会(実行委員長:瀬古篤子)」のもと2011年にはじまりました。全国の小学3年生から6年生を対象に、プロの料理人らが味の基本となる4味(塩味・酸味・苦味・甘味)と第5の味覚「うまみ」を教え、“味わう”ことを通して食文化への関心を育むことを目指しています。
本区では「たべもの教室いろわ(代表:山田百香里)」が実行委員会と連携し、食育推進の一環として、2013年から毎年、区内小学校で本授業を実施。これまでに20校で120回以上行っています。13年目を迎える今年は、「食の伝承」をテーマに11校で学びます。今回、本区の継続的な食育活動が高く評価され、「味覚の授業」®として初めて、フランスから農業・食料主権省の視察団が来日し、フランス大使館の参事官らと共に臨海小学校で行われる授業の様子を見学することになりました。

本日午前10時45分、臨海小学校の3年生2クラスの児童49名は、視察団から贈られた紙製のコック帽をかぶり授業に臨みました。国内のホテルで総料理長を務める飯塚善隆シェフと岸義明シェフらがそれぞれ講師として登壇し、まず子どもたちに味の種類について質問。子どもたちが「甘い」「しょっぱい」などと答えると、今度は「どんな食べ物が甘いのか」と掘り下げ、5味について説明します。続いて子どもたちが実際に角砂糖や塩などを試食し5味を体験しました。さらに、鼻をつまんでグミを試食しながら、食べ物の香りや舌の働きについても学び、味わうことや食べることの意味について考えました。
授業を見学した視察団からは、「有名なホテルのシェフが参加して本格的に実施している点や、味覚だけでなく料理の技や伝統も子どもたちに伝承している点が素晴らしい」という声がありました。授業に参加した児童は、「色々な味を意識して食べたら味が違って感じられた。家族にも教えてあげて、これからもたくさんの味を感じながら食べたいです」と話しました。
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