更新日:2025年10月15日
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2025年10月15日 「えどさとパネル展」 本日から開催
広げよう「里親」の輪
10月・11月の「里親月間」に合わせ、「江戸川区児童相談所(愛称:はあとポート)」では、里親や支援を必要とする子どもたちについて知ってもらおうと、里親制度や体験談などを紹介するパネル展を、篠崎文化プラザ(篠崎町7)で本日(15日)から今月26日まで開催しています。
「里親制度」は、様々な事情により家庭での養育が困難となった0歳から18歳の子どもを、一定期間温かい愛情と正しい理解を持った家庭環境のもとで養育する制度です。2016年の児童福祉法の改正では、家庭養育優先の原則が規定され、子どもにとって最善の利益を実現していくことが求められています。
現在、区内で社会的養護が必要な子どもは約300人。このうち、里親家庭で暮らす子どもは2割に満たず、ほとんどが児童養護施設や乳児院などの施設で生活しています。区内では約60の家庭が里親登録をしていますが、1人でも多くの子どもたちが、より家庭に近い環境で過ごせるよう、2029年度までに120家庭程度まで増やすことを目標としています。
「えどさと」は、区児童相談所と、里親に関する様々な支援を行うフォスタリング機関、そして区の里親からなるチームの総称で、江戸川区の「えど」と里親の「さと」にちなんで、「えどさと」という名称になりました。えどさとでは、里親家庭を必要とする子どもと里親をつなぐ役割と、里親のもとで多くの子どもたちが幸せに暮らしていけるよう様々なかたちでサポートを行っています。
「えどさとパネル展」では、社会的養護が必要な子どもの現状や里親の種類のほか、様々な関係機関と連携を取りながらチームで子どもの養育をすることの大切さなど、里親制度の仕組みをパネルやリーフレットなどで分かりやすく紹介しています。
江戸川区児童相談所援助課の椎名真雄(しいなまさお)課長は、「現状としては、里親の数がまだまだ十分ではありません。里親の皆様には、長期間の預かりだけでなく、短期間の委託においても活躍いただいており、一時保護所での生活が長くなった児童や学校に通えていない児童の大きな助けとなっています。パネル展を通じて、1名でも多くの方が里親制度に関心をもっていただけると嬉しいです」と話しています。
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