2024年8月7日 「頑張るあなたを！応援弁当」今日から販売

江戸川区×相模女子大学×イトーヨーカ堂　健康的な食の体験を

江戸川区と相模女子大学、株式会社イトーヨーカ堂の産学官が連携して開発した弁当「頑張るあなたを！応援弁当」の販売が、区内2か所のイトーヨーカドー店舗で本日（7日）から始まりました。1食分のエネルギーや栄養素の目標量を満たしており、無理なく美味しく、楽しみながら健康になって欲しいという想いが込められています。13日（火曜日）までの500食限定販売です。

「令和3年度食育食生活調査」によると、偏った食事などが原因となる生活習慣病の区民の有病率は都平均よりも高く、そのリスク要因である塩分摂取量も国の目標に比べて男女ともに高い傾向です。一方、食物繊維や野菜・果物の摂取量は少ない状況です。また、調理された食品を持ち帰って食べる生活スタイルの区民が多いことも分かっています。こうした状況を受け、三者は昨年9月、「E.I.S（イース）健康弁当プロジェクト」を立ち上げました。これは「区食育推進計画」における「Edogawaまいにちごはん」事業の一環です。先月31日には、食環境整備事業に関する連携協定を締結。相模女子大学はプロジェクトの構築や評価、イトーヨーカ堂は商品化や販売環境の提供、区は企画と普及啓発に取り組みます。

弁当は、同大学の栄養学科の学生がレシピを考案。主食、主菜、副菜を3対1対2の割合で容器につめる「3・1・2弁当箱法」でバランス良く摂れるメニューとしました。仕事や子育てに追われる20～30代女性をメインターゲットとして、「頑張るあなたを！応援弁当」と名付けられた弁当は、一日あたりの野菜摂取量の目標値の3分の1を超える180グラム以上を使い、食塩相当量は3グラム未満に抑えています。区の姉妹都市であるホノルル市が発祥のロコモコをベースに、区特産の小松菜を使ったご飯や、カラフルな夏野菜のマリネなどが入っています。無理なく、楽しみながら、1食分のエネルギーや栄養素の目標量を満たした食事を取ることができます。

本日（7日）、イトーヨーカドーアリオ葛西店（東葛西9丁目）では、昼どきに合わせて弁当売り場に「頑張るあなたを！応援弁当（税込754円）」が並びました。周辺には、相模女子大学の学生がイラストを手がけたポスターや、メニューを紹介するチラシを配置。売り場で一際目を引き、足を止めて弁当をかごに入れる買い物客の姿も見られました。

健康部健康サービス課の菊池佳子（きくちよしこ）課長は、「多くの方に手に取っていただき、健康的な食事をぜひ体験してもらいたいです。今後も産学官で連携しながら区民の食環境整備を進めていきます」と話しています。

同弁当は、イトーヨーカドー小岩店（西小岩1丁目）とイトーヨーカドーアリオ葛西店の2店舗で、13日（火曜日）まで500食限定で販売します。10日（土曜日）、11日（日曜日・祝日）には、アリオ葛西店で食育イベントを開催。弁当に込めた思いや栄養量のバランスが整った食事について、相模女子大学の学生らがクイズ形式で楽しく紹介します。