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更新日:2024年6月19日

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2024年(令和6年)6月19日 「区特産アサガオ」 生産最盛期

夏本番を前に、明日から出荷開始

区内園芸農家では、色鮮やかな区特産のアサガオの生産が最盛期を迎えています。「有限会社江戸川園(鹿骨4丁目)」では本日(19日)、来月行われる「入谷朝顔まつり(朝顔市)」などに向けて、「つる巻き」や「花摘み」などの作業を行っていました。区特産のアサガオ

例年、7月6日から8日にかけて開催される夏の風物詩「入谷朝顔まつり(朝顔市)」。周辺の植木屋の廃業により同まつりは一度姿を消しましたが、地元住民らが切り花の生産が盛んな江戸川区の園芸農家に生産を依頼し、1948年に復活しました。今年のまつりには約5万鉢のアサガオが並びますが、その約6割が江戸川区産です。

江戸時代末期から続く園芸農家「有限会社江戸川園」では、寒い時期の2月から土づくりを始めます。5代目の半谷善之(はんやよしゆき/入谷朝顔組合長/67歳)さんが毎年4月中旬に種をまき、10日ほど苗床で育てます。その後、4色の苗を組み合わせて一つの鉢に植え替えを行い、温度管理に気を配りながら成長を待ちます。暑い日には一日で5センチから10センチもつるが伸びるため、出荷間近の繁忙期には朝5時頃から日暮れ頃まで半谷さん一人で作業をこなし、丹精込めて育てています。伸びたつるを行灯(あんどん/つるに絡ませるための円柱形の骨組み)に巻き付ける「つる巻き」の作業は、例年6月から行いますが、今年は温暖な日が続いた影響で全体的に成長が早く、初めて5月から行いました。同園では、赤や白、青紫など色とりどりの品種約1,500鉢を生産しており、明日から月末まで続く出荷に向けて作業は大詰めを迎えています。

本日(19日)、同園では、「入谷朝顔まつり」などに向けて、半谷さんが早朝から、「つる巻き」や、蕾に栄養が届くよう花を摘む「花摘み」など、一つ一つ丁寧に作業を行っていました。半谷さんは、「今年は例年より成長が早いですが、花付きもよく順調に育っています。きれいに咲いたアサガオをぜひ多くの方に見てもらいたい」と笑顔で話しました。

なお、同園のアサガオは、「入谷朝顔まつり(朝顔市)」ホームページから4色一鉢2,500円(税込・送料別)で購入することができるほか、同園でも販売しています。販売は数に限りがあるため、早めにお問い合わせください。

区内では、今月29日(土曜日)に「第46回江戸川松江銀座朝顔市」が東善寺(松江1丁目)で、7月14日(日曜日)に「第35回小岩あさがお市」がJR小岩駅南口商店街で、それぞれ開催されます。

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