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更新日:2022年11月29日

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2022年(令和4年)11月29日 区内園芸農家で「ポインセチア」が出荷開始

季節を鮮やかに彩るクリスマスフラワー

区内で花卉園芸を営む中乃園(代表:石井淳一/いしいじゅんいち/57歳/鹿骨5丁目)では、クリスマスを鮮やかに彩る「ポインセチア」の出荷作業に追われています。

同園のビニールハウスに並べられたポインセチアポインセチアは、メキシコ原産のトウダイグサ科の常緑性低木。別名「猩々木(しょうじょうぼく)」とも言われ、花軸と苞(ほう)が杯状になりその内部に花を持つ「杯状花序(はいじょうかじょ)」と呼ばれるトウダイグサ特有の花を形成し、熱帯地域などでは高さは3~5mまで成長します。短日植物で着色期が12月にあたり、花の周りの赤い苞葉(ほうよう)と濃い緑色の葉のコントラストが美しく、「クリスマスフラワー」として知られています。

江戸川区産の花卉は、その多くが首都圏を中心に出荷。産地と消費地が近いことから痛みが少なく、その品質は例年高い評価を得ています。同園では、夏のあさがお栽培が終わる7月下旬からポインセチアの栽培を開始。まずはじめに、吸水スポンジに挿し木され、発根したものを鉢上げ。より多くの枝を育てるため、2週間~3週間後には一度枝を切り、分岐させます。以降、3か月~4か月間にわたって、ビニールハウス内で室温などを細かく管理。夏の暑い時期は日除けをし、寒くなってきたら暖房を入れてハウス内の温度を20度に保ったりするなど、水やりをしながら、植物にストレスを与えないように管理を徹底しています。昨年から、2009年に発表されたポインセチアの新しい品種「プリンセチア」の栽培を開始。プリンセチアは、ポインセチアより早い5月頃から生産しており、もうすでに色づいたポインセチアとは異なり、これから色づきます。

同園では、やや暗めの赤色で花苞が上向きに展開する「ジェスターレッド」の鉢を400鉢、「ジェスターレッド」と純粋無垢な白が美しい「フローズン」の切り花を合わせて1000鉢分を生産しています。また、プリンセチアは、情熱的なローズレッドで八重咲きの花のような「オペラ」など4種類360鉢分を切り花用に生産します。

本日(29日)、石井さんは、切り花用のポインセチアを一本一本丁寧に切り取るなど、出荷に向けた最終準備をしていました。石井さんは「ポインセチアは、温度管理が一番大切。20度くらいの室内に置くことと、鉢のものは陽当りの良い場所で、切り花は日陰で育ててもらえれば、長く楽しめると思います。冬に色づくクリスマスローズをぜひご自宅などで楽しんでほしいです」と話しています。

数本ずつにラッピングされた切り花は大田花き市場に出荷され、主に都内の花屋で売り出されます。出荷作業は週に3回行い、12月半ばまで続きます。また、鉢は12月初旬までに同市場や花屋に出荷される見込みです。

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