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更新日:2022年10月24日

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2022年(令和4年)10月24日 「江戸川伝統工芸振興会実演展示会」開催

区内で活躍する職人の技術を目の前で

江戸川区役所1階多目的スペース(中央1丁目)では、区内の伝統工芸職人でつくる「江戸川伝統工芸振興会(会長:高橋榮一/江戸ゆかた)」が、実演展示会を28日(金曜日)まで開催。期間中は約70点の伝統工芸品を展示するとともに、10人の職人が卓越した技術を披露しています。

同企画は、江戸川伝統工芸振興会の職人らが、伝統工芸品を身近に感じてもらおうと、来庁者が多く訪れる区役所で定期的に開催しています。

実演する笹谷さん(左)と吉田さん

会場には、職人の技術が光る数々の伝統工芸品をズラリと展示。区内唯一の職人が江戸時代から続く伝統的な技術で制作する「江戸扇子」や、江戸末期に制作された型枠を使って染め上げた江戸浴衣の反物を使った「江戸手ぬぐい」など、約70点の伝統工芸品が展示販売されています。

会期中は10名の職人が日替わりで伝統工芸品の制作を実演。今日(24日)は、江戸表具師の笹谷義則(ささやよしのり/83歳)さんが、書道などのシワや縮みを伸ばして補強する伝統技法「裏打ち」を巧みに使ったポチ袋の作り方を披露していました。笹谷さんは、掛け軸などを仕立てる一方で、ブックカバーや御朱印帳の製品化もしています。笹谷さんは、「普段は日本の伝統文化に親しむ機会がない人も、日常遣いできる雑貨から伝統文化に親しんでもらえれば嬉しい」と話していました。また、日本刺繡作家の吉田順子(よしだじゅんこ/72歳)さんは、刺繍台に固定した布地に刺繡糸を刺す作業を実演。吉田さんは、「日本刺繍は、光沢の美しさが特徴です。絹糸の細さで作品の風合いも違ってくるため、適宜細さや色合いを変えて作っています。ぜひ手に取って日本の文化を感じてみてください」と話しました。

手染めのスカーフを手にする来庁者

今日(24日)、区役所に訪れた区民らは足を止め、会場に並んだ工芸品を手に取って眺めたり、工芸者との会話を楽しんだりしていました。区役所に用事があり、同展を訪れたという区内在住の女性は、手染めのスカーフを手に取りながら「手染めだからこそ出せる美しい色合いで、とてもきれいですね。伝統工芸品を一度にたくさん見ることができ、楽しい時間を過ごせました」と話していました。

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