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更新日:2023年7月24日

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地元小学生が「灯籠づくり」を体験

慰霊の気持ちを込めて 来月15日は旧中川で灯籠流し

「第25回 旧中川東京大空襲犠牲者慰霊灯籠流し(主催:旧中川灯籠流し実行委員会(会長:江頭正恭/えとうまさやす/80歳))」を前に、7月18日(火曜日)、区立平井南小学校(平井3丁目)では、戦争の悲惨さや平和の大切さを学んでもらおうと平和学習が行われ、同校の6年生34名が「灯籠づくり」を体験しました。

児童たちの前で話をする江頭会長

1945年3月10日の東京大空襲では、小松川・平井地区でも焼夷弾の投下により火災が発生し、猛火に追われて旧中川へ両岸から飛び込むなどした約3千人が命を落としたと言われています。「旧中川東京大空襲犠牲者慰霊灯籠流し」は、東京大空襲による犠牲者の慰霊を目的に、1999年から毎年、終戦の日の8月15日に開催。参加者は川面に灯籠を浮かべ、鎮魂の祈りを捧げます。

灯篭を組み立てる児童

7月18日(火曜日)、同実行委員会の江頭会長、芳賀美行(はがよしゆき)さん、清藤公清(きよふじきみきよ)さんが、戦争の悲惨さや平和の大切さを学んでもらおうと、6年生34名を対象に平和学習を行いました。初めに、江頭会長と清藤さんが東京大空襲による被害状況などについて説明。「平和な世の中になったいまこそ、この地区で悲しい出来事があったと覚えておいてほしい」と強調しました。続いて、児童は「灯籠づくり」を体験。江頭会長ら実行委員の方の指導で、灯籠を組み立てました。

灯籠づくりを教わった児童は「東京大空襲で小松川・平井地区にも大きな被害があったとは知りませんでした。今日つくった灯籠は、亡くなった方への慰霊の気持ちを込めて流したいと思います」と話しました。

江頭会長は「戦争を知らない世代に語り継ぐことが私たちの役目です。この行事を末永く続けることで、戦争の痛ましさを後世まで伝えていきたい」と話しました。

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