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更新日:2025年3月21日

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2025年3月21日 自然動物園で「ワタボウシタマリン」の赤ちゃんすくすく成長中

母親やきょうだいにしがみつく姿が人気

白い綿毛の頭が特徴で、絶滅の危険性が高くレッドリストに指定されている「ワタボウシタマリン」。江戸川区自然動物園(北葛西3丁目)では、ワタボウシタマリンの赤ちゃんが2月16日(日曜日)に誕生し、母親やきょうだいにしがみつく愛くるしい姿が来園者の人気を集めています。

ワタボウシタマリン

江戸川区自然動物園は、23区で初めて誕生した区立動物園として1983年に開園。現在、59種・640点の動物を飼育しています。入園料が無料で、人気のプレーリードッグやフンボルトペンギンなどを近くで観察できるとあって、平休日問わずにぎわいを見せています。

ワタボウシタマリンは、主にコロンビアなど中南米の熱帯雨林に生息するマーモセット科の小型のサルで、その名のとおり綿帽子のような白い毛が頭頂部に生えているのが特徴。野生の個体数は年々減少しており、国際自然保護連合(IUCN)が野生絶滅の危険性が非常に高いとする「絶滅危惧種CR」に指定しています。1993年から飼育を始めた同園では、2019年から2023年にかけて5年連続で繁殖に成功し、これまでに7頭が誕生しました。現在は、今回誕生した1頭を含め5頭(オス1頭、メス3頭、不明1頭)を展示しています。

今回生まれた赤ちゃんは、オスの「サント(昨年10月に17歳で死亡)」とメスの「コニ(11歳)」の間に生まれた子ども。尾長を除いて体長は約10センチメートル、体重は推定で約40グラムで誕生しました。現在、母親から母乳をもらってすくすくと成長中。母親やきょうだいにしがみついて生活しているため、性別はまだ確認できていません。2023年に誕生した姉の「コメル」や兄の「コラ」が背中に乗せて世話をする様子も見られ、家族で協力して子育てをしていることがわかります。

本日(21日)、木々の間を素早く移動する母親やきょうだいに振り落とされないようにしっかりとしがみつく赤ちゃんの姿が見られました。来園者からは「小さくてかわいい」などといった声が聞かれました。ワタボウシタマリンを担当する飼育員の譽田薫(こんだかおり)さんは、「生後1か月を過ぎ、首を起こして見回したり、背中から降りてみたりと動きが活発になってきました。しばらくは家族みんなで子育てをする姿が見られるので、多くの人に見に来てもらいたいです」と話しています。

江戸川区自然動物園(江戸川区北葛西3丁目2番1号/電話:03-3680-0777)

開園時間:午前10時~午後4時30分(土曜日・日曜日祝日は午前9時30分から)

休園日:月曜(祝日の場合は翌日)及び年末年始

入園料:無料

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